「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

上を見ればキリがない

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「自分のいるべき場所はここではない。」

「自分にはもっと相応しい活躍の場所があるはずだ。」

そうやって右往左往しながら、居場所を見つけることのできない若者たち。

 

上を見ればキリがない。

少しSNSを覗くとキラキラした同世代がキラキラした生活をアップロードしている。

 

その人と比べて自分の現在が大したことないと感じてしまう。

誰かと比べることでしか自分の価値を見出すことができない。

世間の価値観に支配されてしまった哀れな若者たち。

 

「自分の能力を発揮できる相応しい場所」

そんなものをいくら探したところで見つかるわけがない。

結局は、自分でこれと決めた道をただひたすらに進むしかないのだ。

その先にあるものが「自分の能力を発揮できる相応しい場所」ということになる。

 

人生なんて、思い通りにいかないことが当たり前だ。

失敗を恐れるあまり、今進んでいる道を疑うことをライフワークとしてしまう若者たち。

 

「ここは自分の居場所ではない」

そう思って外に出ることは悪いことではないけれども、強い意志と明確なビジョンを持っていないと、次の場所でも同じことで悩むことは自明の理である。

 

自分が変わるしかないのだ。

どんな環境でも輝いていけるように、挫折を繰り返しながら力をつけるしかない。

その中で手の届きそうなことに挑戦を続ける中で、理想は見えてくる。

 

その段階を踏まないで追い続ける理想など「まやかし」にすぎない。

誰かと比べることが当たり前になって、誰かと比べていないと不安になって、誰かよりも自分が恵まれていることを確認して安心する。

 

レールのない人生。

今の時代は、より一層「自己責任」で生きていかなければならない。

それでも失敗を恐れてはいけない。

 

何もせずに待っているだけで、幸運が転がり込んでくることなどない。

もし、舞い込んできたとしても、それだけで人は満たされることはない。

 

望む未来は、挑戦の先にしか待ち受けていないのだ。