「自分のいるべき場所はここではない。」
「自分にはもっと相応しい活躍の場所があるはずだ。」
そうやって右往左往しながら、居場所を見つけることのできない若者たち。
上を見ればキリがない。
少しSNSを覗くとキラキラした同世代がキラキラした生活をアップロードしている。
その人と比べて自分の現在が大したことないと感じてしまう。
誰かと比べることでしか自分の価値を見出すことができない。
世間の価値観に支配されてしまった哀れな若者たち。
「自分の能力を発揮できる相応しい場所」
そんなものをいくら探したところで見つかるわけがない。
結局は、自分でこれと決めた道をただひたすらに進むしかないのだ。
その先にあるものが「自分の能力を発揮できる相応しい場所」ということになる。
人生なんて、思い通りにいかないことが当たり前だ。
失敗を恐れるあまり、今進んでいる道を疑うことをライフワークとしてしまう若者たち。
「ここは自分の居場所ではない」
そう思って外に出ることは悪いことではないけれども、強い意志と明確なビジョンを持っていないと、次の場所でも同じことで悩むことは自明の理である。
自分が変わるしかないのだ。
どんな環境でも輝いていけるように、挫折を繰り返しながら力をつけるしかない。
その中で手の届きそうなことに挑戦を続ける中で、理想は見えてくる。
その段階を踏まないで追い続ける理想など「まやかし」にすぎない。
誰かと比べることが当たり前になって、誰かと比べていないと不安になって、誰かよりも自分が恵まれていることを確認して安心する。
レールのない人生。
今の時代は、より一層「自己責任」で生きていかなければならない。
それでも失敗を恐れてはいけない。
何もせずに待っているだけで、幸運が転がり込んでくることなどない。
もし、舞い込んできたとしても、それだけで人は満たされることはない。
望む未来は、挑戦の先にしか待ち受けていないのだ。