「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

年上のお姉さま

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「あいつはあいつは可愛い、年下の男の子」


可愛いかどうかは別として、

今回の私は年下の男の子、ではなくおっさんか。


少し年上の女性と、

小洒落たランチをしてきた。


小洒落たどころか、

ランチにしてはかなりリッチだった。

「この値段で飲み物は別か」と思いながらも、

一杯ずつお酒をいただく。


相手が年上のお姉さまだからだろうか。

少々背伸びするくらいが丁度いいのだ。

もともと年上に可愛がられるタチ、


お相手の見た目は可愛らしい。

抜けていてマイペースだけれども、

年上だからか、所々でリードをしたがる。


どうやら私は「面白い」らしい。

女性との会話にもだいぶ慣れたものだ。


共通の趣味の話、

お互いの趣味・趣向を理解しながら、

意外な一面に心を揺らす。


そんなひとときだった。


この先があるのかな。

女性の態度から気持ちを読み取る能力は、

自尊感情とともに喪失してしまった。


とりあえず次のお誘いはしてみたけれど、

返事はまだない。


他愛のないやり取りでつなぎとめている。

私も相手もこの先を決めかねているのだ。


今週末にはまた別の方との約束がある。

こういう駆け引きみたいなのって、

本当に向いていないな。


同時にやり取りをして、

そのうちの一人としか結ばれない。

誰とも結ばれないことだってある。


「とりあえず」なのだ。

「とりあえず」先に進みたいから動いている。


「とりあえず」会って、

「とりあえず」付き合って、

「とりあえず」結婚する。


結局はそういうものなのかな。


まあいいや。

きっかけなんてどうでもいい。

最後に幸せになることができれば、

なんだっていいのだ。

 

新しい分野で力をつけたい

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ここ3年くらいは毎年成長を実感できている。

色んな苦しみを乗り越えてきているから、

 


だけれどもここに来て、

それがあまり収入に結びついていないと感じる。

 


効率的にタスクをこなして、

割とマメに自己啓発をして、

毎日アウトプットをしている。

資格にも挑戦して結果は出ている。

 


だけれども何かが足りないのだ。

 


20代はがむしゃらに動けていたものだから、

単純に運動量は足りないだろう。

だけれどもそういうことではない。

 


どこかに余力があるのだ。

 


自律神経をバカにしてしまって、

体調を崩しやすくなったものだから、

あまり無理をしなくなったのだけれども、

 


その分「命を燃やしている」

そういう感覚が足りないのかもしれない。

 


そういうものには魔力がある。

自制してあげないと体のシグナルに気がつけなくなる。

 


バランスが難しいな。

 


こういうのって、

相手が見つかれば満たされるものでもなさそう。

 


「パートナーが欲しい」

 


そういう欲求にばかり目が向いていたけれど、

私の中には欲求がいくつもあって、

「こうなりたい」「ああなりたい」って、

そう思って生きているのだな。

 


地に足つけないといけない。

着実に力をつけないと、

 


今いる環境でしか通用しない力に頼っていても、

きっと私は満足できない。

 

勘違いしちゃいけない

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苦しいよ。

もうここから逃げ出したいよ。

なんでこんな目に合うのだろう。

私だけ、なんでこんな目に、


「勘違いしちゃいけない」


世の中に苦しみはたくさん溢れているのだ。

それこそ想像もできないような苦しみも、

たくさん、たくさん、溢れている。


人はおめでたい生き物だから、

「他人事」ではなくて、

「自分事」になった途端に、

直面した苦しみを何倍にも感じる。


「まさか自分がこんな目に合うとは」

 

そうやって苦しみを遠ざけているけれど、

何十年も生きていれば、

そういうことの一つや二つはある。

統計的に見てなんの不思議もないことだ。


それを大袈裟に喚くものだから、

傷口は広がるばかり、


「いい加減にやめたらどうなの?」

 

自分をかわいそうな奴に仕立て上げることは、

そんなことをしたって慰めにもならないでしょ。


「かわいそう」


かわいそうなやつのままでいることがかわいそう。

自分で自分を哀れんでいるのだから、

その先に成長はない。


「負け組の条件」


別に無職だろうが、

病気だろうが、

体が不自由だろうが、

婚約者に逃げられようが、

犯罪者の子供だろうが、


そんなのは負け組ではない。


自分をかわいそうな奴だと思い込んで、

そこから這い上がろうとしない奴が、

そういう奴が負け組なんだよ。


「勘違いしちゃいけない」


高収入だろうが、

資産があろうが、

スポーツ万能だろうが、

素敵なパートナーがいようが、

名声を手にしてチヤホヤされていようが、


その立場にあぐらをかいていたら、

そこから先の成長はない。


現状に甘んじたらそこで終わり、

そこから手に入れられるものは、

死んだら全て消えてしまう少しばかりの優越感だけ、

 

努力し続けられる人が幸せなんだ。


そして、

努力が報われた時に、

人目も憚らずに大泣きできる人が幸せなんだ。

 

そういう人が、

本当に幸せな人、


「勘違いしちゃいけない」


幸せって、

自分の内側から湧き出てくるもの、

 

口をパクパクと開けているだけで、

誰かが運んできてくれるものではない。

 

どんなに恵まれていても、

どんなに苦しんでいても、

 

勘違いしちゃいけないのだ。

 

許すよりも憎むほうがよほど楽

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誰かのせいにしていればいい。

そうしていれば前に進む必要はないのだから、


いつまでも文句をたれて、

勝手にイライラして、

「うまくいかないのはアイツのせいだ」


そう思うことで自尊心を守る。

過保護なくらいに何層にも包み込んで、


だから心は動くスキマもない。


「悪くないんだよ」って言い聞かせて、

「相手が不幸にならないか」ってそんなことばかりを監視して、


無駄に労力を使うから、

何かが進んだ気になっているけれど、

結局は何も進んでいない。


人はかけた時間に比例して、

その対象に執着するようになる。


「許す」事ができないからって、

どんどん執着ばかり増していく。


できるだけ早く手放したほうが身のためだよ。

一刻も早くにさ。


それができれば苦労はいらない。

だから関わらない。


関わらざるを得なくても、

心を動かさない。

淡々とやるべきことをこなすだけ、


「心を動かさない努力」


始めはそれが必要だけれども、

徐々にそれが当たり前になるはず、

所詮は時が解決するのだ。


「許す」ことができない。

それならばせめて「憎む」ことはやめる。


相手のためではない。


自分の心を守るために、

まずはそこから取り組むしかない。

 

〇〇ロス

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最近だと嵐の二宮くんの結婚、

高橋大輔選手の引退、

ラグビーW杯やテレビドラマの終わり、

愛犬の旅立ちなど、


当たり前のように側にいた存在が、

遠くに行ってしまうと感じた時に、

人は寂しさを感じる。


「〇〇ロス」というやつ、

 

昨年は愛犬を失った。

「ペットロス」


失恋も経験した。

「〇〇(相手)ロス」

 

失うものばかりで、

手に入るものはあまりない。

心に余裕がないのかな。


ロスというくらいだから、

失った分、

心に隙間ができる。

 

そこを何かで埋めることができれば、

先に進むことができるのかな。


最近わたしの周りでは第二次結婚ブームが起きている。

第一次は30の少し前、


多くの友が逝ってしまった。

超えられない壁の向こう側へ、

「人生の墓場」と呼ばれる遠い場所へ、


そして今回も、

離れていってしまうのだ。


食事をしていると、

指輪の話、

披露宴の話、

両家への挨拶の話、


私は蚊帳の外だ。

どんどん逝ってしまうのだな。

私は最後まで取り残されてしまうのかな。


相手すら10年以上もいない。

もはや手遅れかもしれないな。


「友人ロス」


結婚すると、

時間の使い方が変わるのだ。

おっさん同士で馴れ合っている暇はない。


「みんないなくなる」


人生の岐路、

30代、


クールを装っても、

高揚感は伝わってくる。


どいつもこいつも幸せそうにしやがって、

 

私の分まで、
お幸せにどうぞ、

 

 

そうするしかない

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「諦めて別の道を進めばいい」


傍から見ればいとも簡単なこと、

だけれども当人からすればそれができない。


そういうことってままある。


すっぽりと穴にハマってしまい、

身動きを取ることができない。


代わりの何かで埋めようとしても、

どこかピタリとハマらない。


そういうのって時が解決してくれるのかな。


依存症に近いのかもしれない。

そうなると治療は難しい。


0.0000001%の成功率に懸けて、

諦めないのも一興、

その先の成功を掴むことで英雄ともてはやされる。

そういうこともあるかもしれない。


「現実を見なよ」


多くの場合はその言葉を繰り返し浴びせられて、

軌道修正を始める。


後になればなるほど、

取り返しがつかなくなるのだから、


「夢を追う」って、

一種のギャンブルなのかもしれない。


成功者の影には死屍累々、

なんとも悲惨な光景が広がっている。


メディアは目立つところにしかスポットライトを当てないけれど、

今は少し調べるだけで死屍累々側の情報は手に入る。


「将来の夢は公務員」


それだって努力が必要だけれども、

「夢」としてときめくものはない。

「夢のカタチ」って大きく変わっているのかもしれない。


ドラマ『同期のサクラ』

私の夢は「ふるさとの島に橋をかけること」


その夢は叶わなかったけれど、

その後に新しい夢を打ち立てた。


私の夢は「私と同じように多くの人が信じ合える仲間を持つこと」


7話までは良かったのに、

取って付けたような終わり方に辟易した。


「仲間」たちは急にサクラを煙たがる。

「仲間」って言っても、

結局はそれぞれに生活があって独立した個人なのだ。

密結合しすぎると煩わしくなる。

最後は自分の足で歩くしかない。


そういう持っていき方かと思いきや、

最後は仲良しごっこで終わる。


「夢」って変わるもの、

それを受け入れられる柔軟性が必要、

「夢」に縛られて不幸になったら元も子もない。

 

例えコロコロと夢を変えることになったとしても、

真剣にそれに取り組んでいればそれでいい。

「夢」それ自体が道標なのだ。

 

人は目的がなければ生きてはいけない。

だから自分で自分の道標を奪い取ってはいけない。

取ってつけたようなものであっても、

そういうものは必要なのだ。

 

「夢を持とう」


自分を幸せにしてあげられるのは、

自分でしかないのだから、

 

だけれども、

安易に「夢を持とう」だなんて、

そんなことを言う奴は信用してはいけない。

 

こればかりは自分で決めないと、

どこにもいけなくなってしまう。

 

同じような人種に好感を持つこともある

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10個も年下の女の子、


気がつくと裏方で頑張っていたり、

誰も見ていないところでも着々と物事を進めていたり、

誰かがやらないといけないことを淡々とこなして、

あたかもそれを当たり前のようにしている。


誰にアピールするわけでもない。

「ちゃんとしていたい」のだろう。

きっと手持ち無沙汰なのが苦手なのだ。


何か仕事をしていたい。

生産性のあることをしていたい。

少しでも経験を積みたい。


その感じはとてもわかる。

 

「あー、同じ人種だな」

そう思った。

 

「いつもありがとう」的なことを言われるけれど、

飲み会は参加者よりも幹事をしている方が楽、

やるべきことがたくさんあるから、

 

私はいつも割と好きでやっているのだ。

なんだかそんな感覚、


私が同じ歳の頃には、

もっと功名心を覗かせていた気がする。

それを全く覗かせない姿に感心した。


・何か仕事をしていないと自分を無価値に思えてしまう。

・些細なことでも経験を積みたい。

・自分の行動を無駄なく制御したい。

・自分の周りをなるべくコントロールできる状況にしておきたい。


私の動機を言語化するならば、

おそらくそんなところだろうか。


彼女はどうなのかわからないけれど、

そう遠からずのはずだ。

 

「同じ人種だな」

 

繰り返すけれど、

やっぱりそう思った。

 

功名心はゼロではないだろう。

 

だけれどもそれは副産物で、

それよりも「ちゃんとしていたい」のだ。

 

この感じの伝わる人はいるかな?

 

「頑張っている自分が好き」よりは、

「頑張っていないと自分を認めてあげられない」

に近いのかな。

 

動機はともかくとして、

そういう淡々とやるべきことをする姿って、

見ていて気持ちのいいものだし、

素直に感心する。


私も周りから、

少しはこんな目で見られているのかな。

そう思うと悪くはない。


「同族嫌悪」って経験はあるけれど、

その逆もあるのだな。


なんだか少しだけ自分のことを、

認めてあげられたような気がした。