「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

4つの大きな恋④

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ようやく少し気持ちの整理が付きました。

少しずつ書き上げました。

 

はっきり言って長いし雑多です。

ご了承ください。

 

 

初めて会ったとき、

「すごい可愛い子がいるなぁ」

そんな印象でした。


だけれども、

年だって離れているし、

こんなに可愛い子だから、

全く恋愛対象としては見ませんでした。


何度か飲み会で一緒になり、

彼氏がいることはわかっていたし、

転職したばかりで仕事に集中したかったし、

そもそも「人を好きになる」感情が枯渇していた私には、

意識のイの字もありませんでした。


ある時、飲み会で、

彼女が先輩に絡まれていたことがありました。


彼女が「彼氏がいる」って伝えると、

「どうせろくでもない彼氏でしょ」って、

サッと流れる不穏な空気、

 

ちょうど隣に座っていた私が機転を利かせて、

話をそらして彼女は席を離脱、

始まりはそれだったのかもしれません。


私の方は相変わらずでしたが、

思えばそのあたりから、

飲み会の度に近くに座られたり、

対象でもない飲み会に誘われたり、

LINEグループに招待されたり、


研修のときも、

やけに絡まれて、

やたらと写真を撮られたり、

気がつくといつも近くにいました。


私が意識したのはその頃からでしょうか。


「こんなに若くて可愛い子が、まさかな」


そう思いながらも、

気持ちは膨らみ始めて、

どんどんと意識するように、


会うだけで嬉しくて、

向こうも見かけると犬のように寄ってきて、

帰りに私のことを待っていて一緒に帰ったり、


体調を崩して辛い時期が続いたけれど、

彼女がいたからそれを乗り越えられたのかもしれません。


ある時に誘われた飲み会、

席はあいにく対角線、


「席が遠くて話せないですね」

なんて言われながら、

正面には後の旦那、


ターニングポイントは間違いなくこの時でした。


帰りに2人で電車に乗る姿、

それを見ながら感じる悪い予感、


この辺りから彼女は、

私のことをやけに避けるようになりました。

分かりやすいくらいあからさまに、


気持ちを抑えられないのが、

傍目にわかるくらいにそわそわされて、

あれだけ寄ってきてたのに逃げられて、


そこから歯車は一気に狂いました。


決定的な避けられ方をしたから、

 

一日仕事が手につきませんでした。

どうにかしないとと思って、

「一緒に帰ろう」と提案、


ずいぶんと待って、

断りの返事、


それでも諦められなくて、

翌日も改めて提案、

それに対しても断りの返事、


この時点で脈はないと思いながらも、

ハッキリとさせるために、

「今度ご飯に誘ってもいい?」と確認、


その返事は、

「彼氏がいるのでごめんなさい」


そこからはこじれにこじれて今に至ります。


ものすごい避けられたり、

挨拶を無視されたり、

かと思えば、

気持ちを抑えられないかのように、

近くをうろちょろされたり、

何がしたいのかよくわからない。


そして彼氏の方からも避けられて、

挨拶しても無視されたり、

すれ違っただけでため息をつかれたり、

取り巻きからも避けられたり、


私の方もなるべく関わることはやめていました。

もちろん仕事はきっちりとやります。


とても辛そうにしている時期があったり、

やけに言い寄ってくるような態度をされたり、

気持ちを抑えきれないかのように、

挨拶をしただけで走り去られたり、


続いているのかもわからないから、

そんな態度に変に期待したり、

「ないでしょ」って自分に言い聞かせたり、

悶々とし続けていました。


そんなことが2年ほど続き、

今年に入ったあたりからでしょうか。


やけに愛想良くなって、

頻繁に顔を見せるようになって、

距離を縮めようとしてきます。

二人が計ったかのように同じタイミングで、


結婚が決まったのでしょうね。


このままだとバツが悪いから、

なんの落とし前もつけないで、

何もなかったことにしようとしたのかと、


とてもイライラしました。

 

案の定の令和婚、


私が態度を変えないと逆戻り、

結局こじれたまま今に至ります。


もはやどうでもいいと思いたい。

私の人生には関係のない人だから、


だけれども顔を見るだけでイライラする。

「生理的に無理」というやつなのでしょう。


こんなのに消耗するだけ人生の無駄、

そう思います。


仕事と割り切って、

関わらなくて済むならば、

関わらないようにして、

丁寧に落ち度のないように、

壁を作りながら、

そう過ごします。


これ以上、

面倒なことに巻き込まれたくはない。


だから振り返るのはこれで最後にしよう。

結局は縁がなかったのだから、


ずっと、

どこかで後ろ髪を引かれていました。


相手の対応が不可解だから変に期待して、

だけれどもこれで断ち切れました。


ようやく呪縛から逃れることができて、


0.1%が0になっただけ、

だけれどもそこまでがとても長かった。


気持ちがあるものだから、

別の人と会っていても、

心の何処かに「不誠実さ」を感じていて、

形だけの対応をしていたように思います。


だけれども、

これでようやく前に進める。


これで終わりではなく、

ここからがスタート、


幸せになりたい。

幸せになろう。


あの子に負けないくらいに、