すでに有料化をしている店が増えているけれど、
7月からはコンビニ大手3社も有料化するらしい。
「環境に対する配慮」という形で、
国の方針を機にするとのことだ。
基準をクリアしたレジ袋を使用するので、
本来であれば有料化しなくても良いそうなのだけれども、
足並み揃えてご苦労なことで、
もう5年ほど前か。
コンビニのレジ袋といえば思い出がある。
台湾でコンビニに寄ったときに、
買い物を済ませると店員さんが何か聞いてくる。
言葉のわからない私は無視をしていると、
商品を袋に入れずに渡された。
「そういうものなのか」と思いつつ、
その場は小脇に抱えて後にしたけれど、
調べてみると台湾ではすでにレジ袋は有料だったらしい。
世界ではそれがスタンダードなのかな。
環境問題を盾にして、
日本でも有料化を進めるけれど、
これって本当にメリットあるのかな。
気にしない人は気にしないだろう。
1会計につき2,3円の値上げくらいに捉えて、
これまでと同じように袋を買う。
だけれども、どちらかといえば、
気にして対策する人が多いんじゃないかな。
フラッと立ち寄って、
目についたものを「つい」買ってしまう。
そういうことって割とある。
だけれども、マイバッグ持参となると、
消費者は構えてコンビニに寄るようになる。
持参したバッグに入るものしか買わなくなるし、
持っていない場合は手で持ち帰られる分しか買わなくなる。
温めたお弁当とアイス、
そんな組み合わせは袋を2つ持っていないとご法度、
コンビニに寄ろうと思ったけれど、
「持参していないからやめておこう」なんてことも、
5回に1度くらいはあるんじゃないかな。
なんだかなぁ。
大した金額でなくても、
人は損をしたくない生き物だから、
コンビニとの間に心の距離が生まれるのだ。
それに一人で住んでいると、
ゴミ出しの時にレジ袋をそのまま使うこともあるけれど、
これからは頻度を減らして、
大きい袋にためることが増えるのかな。
私はケチだから、
きっとレジ袋を買うことってあまりしないと思う。
お弁当だけは勘弁してほしい。
手で持って帰れないし、
底の広い専用の袋じゃないと傾いてしまう。
そんな特殊な形状のマイバッグは持っていない。
レジ袋有料の西友だって、
お弁当にだけは無料でつけてくれる。
お弁当用のエコバッグなんてものを作ったら、
もしかしたら売れるのかもしれないな。
コンビニの店員さん、
しばらくは色々と大変だろう。
先行実施店では客に罵倒されるなんてことも珍しくないらしい。
自分たちが決めたわけではないのに、
いつだって現場が一番苦労するのだ。
生産性を上げるためには、
現場の声が一番大事なのにね。
消費増税と同じで、
長い目で見れば人は気にしなくなるのかな。
「あなたとコンビに」
そう謳っていたところがあったけれど、
どうやら心の距離は離れてしまいそうだ。
まぁスーパー含めてどこのお店も有料化なので、
消費自体が冷え込むのかもしれないけれど、
たかが2,3円のことを気にするのは、
私だけだろうか?