「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

いつだって人は「泣けるエピソード」を求めている

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みんな「いい話」が好き


世の中は「幸せなこと」で満ち溢れている。

そう信じたいのが「人の性」なのだろうか。


それとも、ある研究結果が示すように、

ネガティブはポジティブの3倍も心の及ぼす効果が大きい。

そのことを踏まえて無意識にポジティブを好む傾向にあるのか。


それと同時に「苦労話」も好き。


人は「好奇心」と言うものを働かせて、

自らの身に起こるかもしれない災厄を予防・軽減するために、

「他人の経験」に耳を傾ける。


それを聞いて流す涙、

それにはストレス物質であるコルチゾールなどを排出する。

そんな効果があるらしい。


「涙の数だけ強くなれる」というのは、

満更ではなく科学的根拠があるようだ。


「いい話」も「苦労話」も、

「泣く」ための良い機会になる。


日常から離れて物語に没頭して、

誰かの代わりに涙を流したり、

誰かと同じ気持ちで涙を流したり、


ストレスを感じていない人などいないのだから、

人は意識的であれ、無意識であれ、

そういう「泣けるエピソード」を求めているのかな。


「共感されたい」

そして、

「共感したい」


「誰かとつながっていたい」

「一人で誰からも知られずに朽ち果てるのは嫌だ」

人にはそういう欲求がある。


「何か価値のあるものを残したい」

「何か生きた証を残したい」

そうやって人は何かを生み出すのだ。


動物の生殖行為に近いような本能、

 

他の動物と違って、

人にはそれを満たすための手段が、

たくさん用意されている。


だから誰かの心に残ることができれば、

それは「共感された」ことになるし、

誰かのエピソードに共感すれば、

自分がその相手の「生きた証」になる。


ブログもきっとそういうものなのかな。


私は誰かの心に残りたくて、

私も誰かの心の居場所になりたくて、

そうやって書き続けているのかな。


人は「強く儚い生き物」だから、

恐ろしいほど強かになれることもあれば、

恐ろしいほど脆くなる瞬間もある。


だから「居場所」が必要なのだ。


大したことのないブログだけれども、

ここに残した言葉はきっと、

いつまでも輝き続けると信じている。


そう思って私は今日も書き続ける。