「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

「満身創痍」だが、心地よい疲労感

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足が痛い。腰が痛い。腕が痛い。

そして頭まで痛くなってきた。

 

私は機械ではなく生身の人間だから、

無限に働くことはできない。

 

「満身創痍」

身体中が疲れ切っている。

 

それでも自然と感じる心地よさ。

なんとも不思議なものだ。

 

こういう経験をするチャンスは、年をとるほどに減っていく。

だから、こういう経験をできることはありがたい。

そう思えているうちは大丈夫だろう。

 

去年の転職を境に、私の心持ちは劇的に変わった。

 

安定した立場を捨てて、裸一貫に近い状態で新たな世界に飛び込んだ。

仕事は想像していたよりも大変だ。

 

それなのに、私はプライベートでも変化を求めて忙しさのど真ん中に突っ込んでいく。

挙句の果てには、彼女ができて、結婚へと少しずつではあるが歩みを進めている。

 

正直、私は疲れ切っている。

丸一日休める日など皆無だから、疲労は蓄積する一方だ。

 

それでも私は今「充実している」

 

昔の自分を取り戻したかのように、無理に無理を重ねている。

一度メンタルをやってしまったから、自分を常に監視している私。

 

ここ数年はブレーキばかりかけていたけれど、少しタガが外れたみたいだ。

ここから先はチキンレース

自らの躁状態をコントロールしつつ、充実した日々を送り続ける。

そんな緻密なバランス感覚を求められるのかもしれない。

 

成長には負荷が必要だ。

だけれども、潰れてしまうわけにはいかない。

一度潰れてしまったら、リカバリーに多大な労力を費やすばかりか、下手したら再起不能となる。

 

だから、潰れないギリギリのところ、

それを攻めていくことが一番成長が早いのだろう。

 

「前の私」だったら、重圧に押しつぶされそうになりながら、鬱々とした気持ちのまま、その気持ちを発散させることなく走り続けていたはずだ。

 

だけれども、「今の私」は一味違う。

その気持ちを発散するための術を手に入れた。

 

一つはブログであり、一つはランニング、

そしてここ最近では、付き合っている彼女の存在も大きい。

 

私の頑張りを「これでもか」というくらいに全力で応援してくれる彼女の存在は、私にとって希望の光だ。

 

「人生が先へと進む実感」

 

今の私はそれを感じているのだ。

だから、今抱えている苦労が、私の理想へと繋がっていると思うことができる。

それが大きいのだ。

 

人は、心と体が矛盾した行動をとり続けると壊れてしまう。

少しずつ、体だけではなく、心も蝕まれていくのだ。

 

心を「毒」に浸したままで、気がつかないふりをし続けられるほど、私は器用な人間ではない。

そこは、私が私であるために変えられない部分なのだろう。

 

その辺りの感性は、私と彼女は驚くほど同じものを共有している。

だから、彼女には私の抱えているものが理解できるし、同じく私にも彼女の理想を理解することができるのだ。

 

書くつもりはなかったのだけれども、結局、また彼女のことばかりを書いている。

今の私にとって、それほど彼女の存在は大きいのだろう。

 

だからこそ、頑張ることができる。

私に生じた大きな2つの変化。

「転職」と「彼女との出会い」

 

ここ数年かけていたリミッターのほとんどを解除して、倒れるか倒れないか、ギリギリのところを攻めているけれども、今の私は幸せを感じている。

 

心と体の方向が一致しているうちは大丈夫だ。

体を労わりつつも、確かな歩みを続けたい。