「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

新たなスタート

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連休が明けて、おそらく仕事の方も忙しくなることが予想される。

彼女との関係は、一般的なそれとは比べ物にならないほど早い速度で進んでいる。

 

彼女と共に先に進むことに異論はないのだけれども、環境は大きく変わるだろうし、気持ちの整理が必要なところはある。

 

あらゆることが動き始めた。

私の踏み出した一歩は、思いのほか力強く、私の人生に地殻変動を起こしたようだ。

 

疲労感は強い。

連休でリフレッシュできた部分はあるけれど、疲れは抜けない。

それどころか、疲れることばかりをしていた気がする。

 

何も予定のない日は、泥のように眠っていた。

彼女とも何度か会うことができた。

これからはもっとカジュアルに会う関係になれそうだ。

平日夜にふらっと会って、愛を確かめるようなことができるようになるのかもしれない。

 

「大きな変化」

 

それは良い変化であれ、私の心を揺さぶるのだ。

今、私の心は満たされているけれど、満たされているながらに揺さぶられてもいる。

 

満たされている分だけ、コップにはたくさんの水が入っているものだから、少し揺らしただけでも中身はこぼれてしまいそうだ。

それをこぼさないように慎重に揺らしながら、確かな実感を噛み締めて、私は人生を楽しみながら進む。

 

ここから先の人生は、そういう高難度の生き方を求められているのかもしれない。

 

いずれにしても、新たなスタート。

大型連休でひとまず区切りをつけて、また新たな区切りが始まる。

 

スタートダッシュの準備は整ってなどいない。

だけれども、ピストルが鳴らされたら走り始めるしかないのだ。

 

そんなことを考えていると、つい先ほど、どこかでピストルの鳴る音がした気がする。

周りを見渡すと、皆が駅のほうに吸い込まれるように歩みを始めている。

 

どうやら「はじまってしまった」ようだ。

 

次はお盆休みだろうか。

私はまた新たな挑戦の日々へと足を進める。

 

自分でスタートのタイミングを見計らっていたら、いつまでも走り出すことはできない。

誰かの合図でスタートを切れることはありがたいことなのかもしれない。

 

ありがたい。ありがたい。

感謝を胸に抱きながら、私は今日も新たな一歩を踏み出す。