「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

「からだの相性」について

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私には結婚を考えている彼女がいるが、私はいまだに童貞だ。

 

彼女との関係は、どんどん進んでいく。

しかしながら、体を重ねるまでは、いまだに遠い道のりだと感じる。

このまま婚前交渉なく入籍に至る確率が高いような気すらしている。

 

9割ほどのカップルは、婚前交渉を経て結婚に至るらしい。

そう考えると、私たちはレアケースになるのかもしれない。

 

「結婚に向けて確かめておくべきこと」

 

そんなページを開いてみると、必ず「体の相性」というものが挙げられている。

そこで気になる「体の相性」というもの。

 

私は行為自体を経験したことがないものだから、

比較対象がなく相性も何もあったものではないのだけれども、

果たして、「体の相性」は婚姻関係継続にそこまで重要なことなのだろうか。

 

セックスレスが離婚の始まり」

そんな言葉が躍る。

 

私たちは30も半ばとなり、20代のカップルとは違って、

性に対する重要性がさほど高くないように思う。

しかし、お互いにヘテロであれば、それは実際に生活を共にしてみると重要なことなのだろう。

 

私には経験がないため、全く想像することができない。

しかしながら、そんなに多くの人が重要だというくらいだから、少しばかり考えてみたほうがいいのだろう。

そう思い、ほんの少しだけ、本当に少しだけ調べてみた。

(私は彼女の体目当てではないから、本当に少しだけだよ。本当に、)

 

さて、張り切っていってみよう!

 

行為に及ばずに相性を確かめる方法として、

調べたところ、信ぴょう性の高いものとして3つの観点があるようだ。

 

私と彼女はどうなのか。

考察してみることにする。

 

①「食事の相性」が良い。

食事を共にしているときに心地よいかどうか。

あるいは食事のペースだったり好み、食べる量。

食事と性癖は密接にかかわっているという。

 

「これはガチだ」と語って止まない有名ブロガーさんの言葉が印象的だったから、

私はこの観点を割と意識しながら多くの女性との食事を重ねてきた。

だから比較対象はたくさんある。

 

その点でいえば、私と彼女は相性がいいのだろう。

好む味も量も、割と近いものがある。

彼女と食事をしていて話が滞る場面はほとんどないし、

それどころか、心地よさを感じることのほうが多い。

 

食べ方が気になる女性というのは、たまにいたけれど、彼女はきれいにそつなく食べる。

始めは料理の感想そっちのけで、お互いのことばかりを話していたけれど、

最近は料理の感想を話す余裕が出てきた。

 

私と彼女は食事中にとにかく話す。

もしかしたら行為中もそうなるのかもしれない。

そんな想像をしてしまう。

 

②「手を繋いだ時の感触」が心地よい。

肌を晒している部分として、手は最も敏感な部位だから、

「肌が触れ合う」という意味での相性を確かめるには最適だという。

 

この点でも私と彼女は相性がいいと感じる。

私はいつまでも彼女と手を繋いていたいと思っているし、

最近では、彼女のほうから手を差し出してくるほど相手も積極的だ。

 

お互い実家の近くに住んでいるから、家の近くだと知り合いに会うかもしれなくて手を繋ぐことができないとの理由で、

敢えて遠い場所でデートを行うというくらいに、私と彼女は「デート中に手を繋ぐこと」を大事にしている。

 

お互いがお互いの肌に触れ続けたいという欲求を持っているということは、

おそらく私と彼女は相性がいいのだろう。

 

③「相手の体臭」が好きか。

「フェロモン」という言葉があるように、匂いは遺伝子レベルで相手との相性を判断するためのバロメータになると、科学的な研究結果が出ているほどだ。

だから「相手の匂い」というものは、相性を判断するうえで大事な要素なのだろう。

 

しかし、これについては正直わからない。

大抵の女性はデートの時に香りのするものをつけているし、

その人特有の「匂い」というものを意識した経験があまりない。

風呂上りにお互いの体の匂いを嗅ぐしかないのだろうか。

 

彼女に対しても、特別な匂いを感じたことはないし、嫌だと感じたこともない。

「可もなく不可もなく」というところだろうか。

 

3つの観点で考察したが、これをまとめると、

1つ目と2つ目からは「相性がいい」と感じることができる。

3つ目はよくわからない。

そんなところだろうか。

 

そもそも現実的に考えてみると、相性の問題よりも未経験の私が行為そのものを楽しむことができるのか。

そして、彼女に嫌な思いをさせずに喜んでもらうことができるのか。

そちらのほうが、よほど重要な問題だと感じる。

 

私のケースはレアなのだろう。

だからこそ、逆に体の相性がどうとかを考える必要はないのかもしれない。

どのようなものであれ、「こんなものか」と割り切れるような気がする。

 

しかし、彼女のほうは、そうはいかないかもしれない。

それが問題なのか。

 

そのあたりは何とも言えない。

私は私の持っているものしか差し出すことはできないし、

この手の方向で、今からできる努力があるのかわからない。

 

そもそも「体の相性」というものは、努力でどうにかなるものなのだろうか。

私たちは、ほぼ「共に生きるルート」に乗っかったのだから、今更「体の相性」云々が先に進まない理由にはならないだろう。

 

「なるようになる」

ここまで来たら、そう割り切るしかないのかもしれない。

私は「彼女と共に生きる」と決めたのだから。