今の私のワークスタイルは半分ほどテレワークだ。
割とそういう会社は多いのだろう。
転職してからは、日本でも有数のビジネス街に通勤している。
それでも朝の通勤時間帯にも関わらず、そこまで電車は混んでいなかった。
だから、割と快適に通勤できていたのだけれども、GWが明けて初めての出社日、
いつもの1.5倍は人の数が増えており「満員電車」と言っていい状況だった。
連休明けだったから、出社する必要がある人が多く、一時的なものだったのか。
それとも、世間はコロナ禍に痺れを切らして、こぞって出社を始めたのか。
それはもう少ししてみないとわからない。
そうなると、途端に通勤が億劫になる。
私はパニック障害を経験した都合、満員電車が苦手だ。
これまでくらいならば大丈夫だったけれど、人に囲まれて身動きが取れなくなると息苦しさを感じてしまう。
発作を経験したのはもう6年前の話だ。
そこからの6年で、私はとことん私のことを監視して、克服したつもりでいたけれども、それでも体は反応してしまうのか。
まあそれは仕方がないとして、少し早い時間に出るなどの工夫が必要になるかもしれない。
それにしても、日本ではテレワークが進まないものだ。
人事考課の方法に問題があると感じる。
自分との関係性や印象で評価が決まる。
そういう要素が強いのではないだろうか。
新卒で勤めた会社で言われたこと、
「うちの会社はゴルフをしていないといくら仕事ができても出世しないよ」
特定のコミュニティに所属していないと、
成果を上げて会社に貢献しても正当に評価されない。
もはや、談合だ。
そういうことをしているから、社員は出社しないといけないと不安になる。
もちろん、出社することを求められるエッセンシャルワーカーも大勢いるだろう。
だけれども、その人たちの通勤負担を軽減するためにも、テレワークをできるワーカーたちのテレワークを進めることは大いに効果があると感じる。
ダイバーシティマネジメントなんて、少し前からしきりに叫ばれている。
それに対応したアピールをするために、外側だけきれいに見せているけれど、実際のところ、そこで働く人間の意識が追いついていないのだ。
会社が制度を設けたところで、それが使われなければ意味はない。
人が変わっていかなければならないのだ。
来年はどうなっているのだろう。
いつまでこのような状況が続くのだろう。
そして、コロナ禍が終わったら、世界は元に戻るのだろうか。
「良いものはいい」
そうやって、自由に取捨選択できる、幅のある働き方を続けていくことは難しいのだろうか。
世界はどんどん変わっていく。
変化に対応することは、大変かもしれないけれど、私たちもそれに合わせて変わっていかなければならないのだ。