前機種を購入してから4年が経った。
これまでは、キャリアの割引にほだされて、2年で買い換えていた私だ。
今回は買い替えのタイミングまで、かなり粘ったことになる。
だから、今回のiPhone14は、そろそろ買い替えだと思い、発表までは買う気満々でいた。
しかし、円安と半導体不足の影響からか、今回のiPhoneはかなり割高だ。
それに、昨年の13以上にマイナーチェンジ。
そうなると、選択肢は自然とPROの方に傾いていく。
しかし、PROは最低でも15万円以上とかなりの高額だ。
しかも、PROのあのカメラの出っ張りは、スマホがメインなのか、カメラがメインなのかわからなくなるほどにゴツい。
どうしようかと悩んでいるうちに、2ヶ月近くが経とうとしているので、それならば来年でもいいかと思ってきた。
私の場合、こういうのは考えるほどに買わなくなる。
大きな買い物をするときは合理的に考えて、コスパを重視することが多いため、考えれば考えるほどに、買う気が失せる。
特に最新機種は、どんどんニッチな方向へと進化を進めている。
コモディティ化が進み、数年前と基本性能に大差はないものの、多少のスペックを上げるために技術の粋を投入する。
言わばロマンに舵を切った形。
そうなると、コスパが良かろうはずはない。
私とiPhoneは、あまり相性が良いとは言えないのかもしれない。
しかし、今更Androidに乗り換えるのは、かなり抵抗がある。
今まで私は10年近くiPhoneにお世話になってきたものだから、スマホ資産の全てをiPhoneに投じている。
それを手放して、コスパを重視するには、結構な労力が必要となる。
つまり、囲い込まれているのだ。
そこから抜け出すには、全てを捨てなければならない。
あとは、廉価版や型落ちのiPhoneに買い換えるという選択肢は残っている。
しかし、それもどうも気が進まない。
冒頭の通り、14と13のスペックには、ほとんど差がないのだから、大人しく13に買い換えればいいのだけれども、昨年見送った機種を、円安で値上げした状態で買うのは、これまたコスパが悪いと思ってしまう。
来年もどうなるかはわからない。
円安が収まったとしても、物価高に歯止めがかかる見込みはなさそうだ。
もしかしたら、今年以上に割高なiPhone15が発表される可能性も十分にある。
そうなった時に、私はまた購入を見送るのだろうか。
もしかしたら、バッテリーが明らかに使えないレベルまで劣化したり、故障したりしないと、私はiPhoneを買い換えることはないのかもしれない。
キャリアの呪縛から離れた途端に、購入スパンは大きくなる。
かなりエコな性格をしている私。
忙しさが落ち着いたら、また買い替え熱は再燃するのだろうか。
あまりそういう気はしないから、深くは考えずに来年まで粘るのかもしれない。