昨年大きな話題となった曲。
有線でよく耳にしていたが、詳しくは知らなかった曲だ。
先日、ある番組で音楽プロデューサーたちがこぞって太鼓判を押していたことから興味を持ち、改めて聞いてみた。
なんとも小気味良く、現代の若者の価値観を代弁した歌詞なのだということがわかる。
「コスパ重視のカジュアル志向」
「努力に努力を重ねた末にたどり着く境地」だとか、
「プロ意識」なんてものは歯牙にも掛けない。
楽して、そこそこ稼ぐことができれば良い。
稼げなかったとしても、今が楽しければ、それで良い。
ある意味では、人生を謳歌しているのかもしれない。
今の若者たちは、良くも悪くも目立つことをリスクだと捉える傾向が強いらしい。
リスクを取ってまで、成長する動機が薄いからだ。
その反面、目立ちたがり屋は一定数存在する。
二極化はどんどん進んでいく。
「いい子でいなければならない」
そう考えながら生きているうちに、
自らの意思は徐々に枯れ果てていく。
何を目指しているんだろうね。
何も目指してなどいないのだ。
信念よりも「その場のノリ」が大事。
空気を読んで、読んで、読んで、
読みすぎているうちに誰の人生を生きているのかわからなくなる。
人生の価値なんてものは、
敢えて、必要以上に意識しないで生きる。
不安定な世界。
どうせ、世界はいつ滅びるのかもわからないのだ。