私たちは何を目指していて、
どこに辿り着くのだろうか。
永遠に彷徨い続けることが使命なのかもしれない。
それでも、自分の取り組んでいたことが、
一つの形として報われた時、
人は「生きている意味」を、そこに見つかるのかもしれない。
「世界に秘密」
答えは自分の中にあるのだ。
私から見える世界は私だけのもの。
そして、あなたから見える世界はあなただけのもの。
簡単なことさ。
人の数だけ世界は存在するのだ。
Vaundyさんのすごいところは、手がける楽曲のジャンルに壁がないこと。
レゲェ調のものからヒップホップ、ロック調の激しい音楽まで、本当に同一人物が手掛けているのかと思うほどに、型にハマらない音楽をつくる。
現代の若者を象徴しているのだろうか。
「自由」であり個性を追求する。
もしかしたら、今はまだ広いところを模索している段階で、これから先に自分の型を確立するのかもしれない。
それでも現時点で一つ一つの完成度が高いことは、才能としか言いようがない。
どこにたどり着くのか。
どこを目指しているのか。
「生きられること」が当たり前となった時代に、
若者たちはその答えを探し続けているのかもしれない。
Vaundy『世界の秘密』