「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

わかっていてもやめられないこと

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ここ最近報道されることが増えた歌舞伎町の格差。

騙されていることがわかっていて、悪い男に貢ぎ続ける女性の転落ぶりを見て「何でこんなことになるのだろう?」と思うのだけれども、自分の生活を顧みると、同じような類の行動があったりする。

 

私の場合、筆頭に上がるものはゲームだ。

暇さえあればソシャゲをポチポチして早4年ほどだろうか。

コロナ禍に時間を持て余していたものだから、友人に誘われたことをきっかけに始めたゲーム。

それを嫌気が差しながらも続けている。

 

幸いなことにケチな私が課金をすることはないが、時間は吸い取られている。

始めた頃とは環境が大きく変わり、私は転職をして結婚をした。

時間の余裕はほとんどなくなったが、それでも中毒のように暇さえあればゲーム画面を開く。

 

ゲームをしている時間に実りがあるとはあまり思っていない。

何も考えずに決まった作業をするための時間と捉えれば悪くはないのかもしれないが、勉強やランニングに時間を使った方が有意義だと感じつつも、私はゲームを続けている。

 

人は、時間をかければかけるほど、その対象に対して執着を抱きやすくなる。

時間を投資した分を回収しようと損切りすることができずに、沼にハマっていくのだ。

 

人の心理は面白いね。

下手したらお金よりも時間の方が執着を産むのかもしれない。

相手の誠意を確認したいのであれば、金払いよりも過ごした時間の長さに着目するべきとはよく言われること。

 

私はホストに搾取されるトー横女子たちと同じように、ソシャゲに時間を搾取されているのかもしれない。

 

わかっていてもやめられないのだ。

やめるためには強制力を発動させなければならない。

自らの力だけで沼から抜け出すことは至難だ。

 

おそらく抜け出してみたら何のことはない。

なぜ執着していたのかもわからないくらいに味かのないものなのだろう。

そうだと理解していても、私はゲームを続けている。

 

人の心理というものは、

何とも面白いものだ。