「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

不思議な感覚

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これから先の未来に想いを馳せることが増えた。

自分が生きている世界、その後の世界。

シンギュラリティはそこまできている。

 

アンチエイジングの世界では、老化防止を通り越して若返りまで成果が出始めているらしい。

人類はどこに向かっているのだろうか。

寿命がグンと伸びたならば、人類は作り上げた時間を何に使うのだろうか。

 

そんなことばかりを考えている。

 

今読んでいるやら本のせいだろうか。

それとも、私の人生がそういうことを考える時期に差し掛かったのだろうか。

それはわからない。

 

ある程度、自己実現に走り続けて天井が見えてくると、人は自分以外の世界に目を向ける機会が増えるのかもしれない。

私も多分に漏れずその口なのだろう。

 

毎日新しいことに挑戦している自負はある。

しかし、そのモチベーションは徐々に上がらなくなっている。

私は何のために努力を続けているのだろうか。

それもよくわからない。

 

人生というものは「よくわからないもの」なのだ。

よくわからない時に、よくわからないことがしたくなり、よくわからないものに身を任せて、案外気がつくと歳をとっていることに気がつく。

 

ある程度のレールは早い段階に敷かれていて、よほど大きな変化が生じないと、その道を逸れることは少ないのかもしれない。

 

だけれども、人生には「ま坂」という坂がある。

よほど大きな変化の一度や二度は、誰しも経験すると考えると、レールの話は眉唾だ。

 

人生はわからない。

結婚などできなさそうだった私が結婚をしたのだ。

これから先も、まだまだ思いもよらないことがたくさんあるのだろう。

 

漠然とそんな気がする。

その予感は当たるのだろうか。

それとも、外れるのだろうか。

 

先のことはわからないのが人生だ。

今の私は不思議な感覚に包まれている。

大きな変化の前触れか。