「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

個人と集団

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人は人とのつながりなくしては生きていけない。

しかし、人とのつながりに支配されてしまうと、誰の人生を生きているのかわからなくなる。

 

バランスが大事なのだ。

それでいて、バランスが難しいのだ。

時代は間違いなくパーソナリティが重視される方向に進んでいる。

 

「多様性」という言葉が尊重されて、マイノリティの管理が声高に叫ばれている。

裏を返せば、多様性を認めることに対する同調圧力があるくらいだ。

 

誰もが個性を発揮できることは理想の社会の形であるが、そういう組織を作り上げることは簡単ではない。

リーダー自身が多様な価値観を理解する必要があり、フラットな目線で公平に評価することを求められるのだ。

 

そうなると、リーダーという立場が割に合わない。

必要以上に大きな責任を負わされて、それに見合わない賃金で働いているケースも少なくないのではないだろうか。

 

個性を尊重される時代になればなるほどに、それをまとめるリーダーの役割に人気がなくなる。

そういう時代なのだろう。

 

上を目指すことが、必ずしもリーダーの立場を得ることではなくなる。

そうなると、目指すべきモデルケースを決めることもまた個人に委ねられるのだ。

 

このまま時代はそちらの方向に振り切るのだろうか。

それとも、どこかでブレーキがかかるのだろうか。

過渡期を生きる私たちは、全方位に守備範囲を広げなければならない。

 

なんとも難しい時代だ。

私たちはどこへ向かっているのだろうか。