ロッテ3-3ヤクルト
「お疲れ様でした」としか言えない試合ですね。
2試合連続の延長12回引き分け。
連日4時間を超える総力戦でした。
しかもスコアも同じ3-3、さらには3-2で9回を迎えてスワローズ抑えの石山が、ロッテ代打のポランコにタイムリーを打たれて同点に追い付かれる展開も2試合連続。
最後まで両軍決め手を欠き、連日の引き分け。
同じ投手が同じ打者に同じ回に同点タイムリーを打たれて同じスコアで引き分け。
こんな試合が2試合続くのは史上初の珍事ではないでしょうか。
再現VTRのような2試合ですね。
9回に追いつかれたということは、スワローズからすれば勝てた試合を2つ落とした結果となります。
試合を見るとロッテの方が上手なのは間違いないですが、この展開でも勝てないあたりが、接戦に勝てない今年のスワローズを象徴しているようですね。
単独のリーグ最下位ですが、得点数はリーグトップでタイトルを総なめ。得失点差はいまだにプラスという意味のわからないシーズンです。
弱いわけではないのですが、とにかく噛み合わないシーズンですね。
先発が頑張ってもリリーフが守りきれず。
投手陣が頑張ると打線は沈黙。
打線が爆発すると投手陣は炎上する。
結果的に1点差の負けばかり重なる悪循環。
貴重な石川の勝ちを2試合も消していますし、これではチームの雰囲気は盛り上がりません。
勝負どころで弱さを露呈する今年のスワローズです。
何かを変えるしかありませんね。
噛み合うようになれば、決して最下位に甘んじるようなチームではないはずです。
さて、この試合は高橋奎二が頑張りました。
初回こそ一発を浴びますが、その後は三振の山を築き、6回で6奪三振!
危ない場面もありましたがダブルプレーでしのぎます。
常に140台後半のストレートを投げ込んでいましたし、四死球から痛打を浴びるというパターンもありませんでした。
昨年から波があり、なかなか結果を残せませんでしたが、この日のような投球をできれば自然と結果はついてきます。
ストレートが戻ってきましたかね。
これは大きな収穫です。
そして打つ方は、長岡以外全員落ちてきているのですよね。
特にオスナは全く打てなくなりました。
打のチームが打てなくなると、それこそ勝ち筋がありませんからね。
打線は水物と言いますが、チームとしてここぞでの一打が出るようにならなければ、かなり厳しいです。
逆に長岡は好調をキープしていて、打率3割に乗せました。
この日は山田にも2安打が出たので、上位打線を山田と長岡で固められるようだと、得点力は上がります。
打は山田がどこまで復活するかが鍵ですね。
交流戦が始まり、心機一転勝ち星を重ねたいスワローズでしたが、最初のカードは1敗2分けと苦しいスタートとなりました。
まぁ、ロッテは強いですからね。
ここからでしょう!
続く楽天戦も、相手の先発は開幕投手の早川と厳しい戦いになりそうですが、サイスニードもゲームを作っていますからね。
なんとか連敗を止めて欲しいものです。
そろそろ噛み合わせましょう!