「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

この3ヶ月を振り返って

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令和を迎えて3ヶ月が経った。


kinki kids

ジェットコースター・ロマンス』が頭の中で響く。

まさにジェットコースターのような3ヶ月だった。


5月には大きな喪失感、

6月にはがむしゃらに動いた末に希望の出会い、

そして・・・


「君をさらいたい。いいだろ?」

「ごめんなさい」


そうして締めくくられた7月、


全部だきしめて、君と歩いてゆこう」


その覚悟は伝えることもなく道端に捨てられて、

傷んだ心と体を引きずりながら婚活戦線に復帰、


早速「衛生兵!衛生兵!」と叫ぶ私、

負傷は思いのほか深いようだ。

叫べるだけまだマシか。


結果を求める8月、


それでも前に進まなければならない。


「それでもボクはやっていない」

いや、「ヤッていない」

もう30年以上も生きていて一度も経験していないのだ。


諦めたらそこで試合終了、


安西先生、XXがしたいです」


「きりんさんが好きです。でもぞうさんのほうがもっと好きです。」

でもボクのぞうさんはキリンさんになってしまいます。


話が散らかってきたな。

眠れない夜をくぐり抜けたから、

どうやら絶好調のようだ。


もはや自分のことがよくわからない。

一皮むけたのかもしれないな。


この2ヶ月、


これでもかというくらい、

女性と会って、メッセージのやり取りをして、

もはや心の置所などわからない。


恋ってなんなの?

愛ってなんなの?


どうだっていい。


「前に進むだけ」


それしかないのだ。


負け癖がついていた。

癖を治すには努力が必要、


このままでは終わりたくない。


「YOUやっちゃいなよ~」


どこからかそんな声が聞こえた気がする。

ジャニーさんの声なんて聞いたことがないけれど、

それは脳内補完、

 

愛だの恋だのを語るよりも、

とにかく動け!

 

一つの出会いが人生を変えるかもしれない。

そんな経験をしたばかりでしょ。

 

一人でいいのだ。

たった一人、

心の底から惹かれる人の存在、

それが生きる希望になる。

 

それが一番の近道、

だから苦しくても辛くても、

とにかく踊り続けるのだ。


さて、

まだまだ夏は始まったばかりだ。


自分でもわからない。

どこまで壊れるのか楽しみ、

 

心の忖度

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心の負担を減らしてあげるために、

心が心に対して忖度する。


「あなたは悪くないよ」って、

「そんなひどいことをする相手が悪いんだよ」って、


甘い言葉を投げかけて、

自分で自分を慰めてやる。


「正当化」


それをするたびに、

それをすることばかりが上手になって、

自分の傷と向き合う強さを手放してしまう。


自分を慰めてやる時間は必要だ。

だけれどもそればっかりでは何も変わらないのだ。


自分の弱さを認めてあげないといけない。


ちょっとしたことで浮足立ってしまったな。

媚びを売るように何でもしてあげちゃったな。

相手に寄りかかる覚悟をもてなかったな。


それって、

「相手に嫌われること」を恐れた私の弱さ、

気配りやエスコートとはまた別の次元のもの、


私が弱かったのだ。


男は馬鹿だから、

容姿に惹かれて浮足立ってしまう。


自分と相手との立ち位置を、

ちゃんと同じところにしてあげないと、


私のほうが背が高いからって、

へりくだって目線だけ合わせても仕方がない。


「見え方は同じでも、立っている場所が違う」

それではきっと窮屈でしょ。


「見え方が違っても、同じ場所に立っている」

だから助け合うことができる。


男の視点と女の視点、

それぞれ違うから助け合える。


彼女と手をつないだときに、

私がエスカレーターを一歩踏み出すと、

それに合わせて彼女も一歩踏み出してくれた。


合わせてくれたのだ。

だけれども私は合わせることができなかった。


嫌われることを恐れて、

同じ場所に立つことができなかった。


そんな弱さに気がつけたから、

今回の経験は無駄ではなかった。


気がつけばまた正当化しているな。


それでもいいのだ。

次に繋がるならば、

次に繋げるならば、

それが一番いい。

 

生きるって苦しい。

 

彼女の一挙手一投足に想いを馳せては、

ため息が止まらない。

 

想いを引きずりながらも、

明日も来週も別の女性に会いに行く。

 

気持ちなんて、

そこには全くないのに、

 

何をしているのだろうな。

わたしはいったい、

何がしたいのだろうな。

見返りを求めるということ

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先のことなど考えないで、

細胞が瞬時に反応して、

「人として正しい」

そういう行いをするようになりたい。


どうにも計算が過ぎる。

「こうすればああしてくれるはず」だとか、

「仲良くしておいたほうが有利」だとか、


汚い。

醜い。

そして自分が嫌いになる。


経験を積めば積むほどに、

世界は色あせて見えてしまう。

それは仕方がないことなのかな。


「見返りを求める」


確かに得るものはあるかもしれないけれど、

それと同時に失うものがある。


それを理解した上で見返りを求めないと、

気がついたら手遅れ、


何を見ても、

何をしても、

心が震えなくなってしまうのだ。


全力でぶつかって、

全力で傷ついて、

だからこそ全力で喜ぶことができる。

 

そういうものなんじゃないかな。


醜く映るあざとさ、

爽やかに映るあざとさ、

 

自分が見返りを求めていることにすら気がつかない人がいる。

周りから見れば一目瞭然なのにね。

 

見返りを求めていることを巧妙に隠そうとする人がいる。

尻尾が見えているのにね。

 

見返りを求めてしまうならば、

どうせならば、

「見返りを求めていますよ」って、

開き直ったほうがまだいい。

 

その方がずっと好感を持てる。


「生き方に覚悟があるのか」


傷つかないようにって、

人の顔色ばかり窺うなんて、

そんな生き方はしたくない。


なるべく自然と見返りを求めないようになりたい。

そこまで至らないならば、

「見返りを求めていますよ」って爽やかに、


自分らしさを犠牲にするくらいなら、

傷ついたほうがマシって覚悟を持って、

 

見返りを求めることで、

失ってしまう何かを大事にして、

 

たくさん傷つきながら、

たくさん喜びながら、

いっぱい泣けるように、


そうやって生きたい。

強くならないといけないな。

 

先輩から・・・

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「アプリなんてスペック勝負なんだから当たり前だよ。


良い顔するのは囲い込んでいるだけで、

お前よりもいい条件のやつがいたら、

すぐに乗り換えるんだよ。


それが嫌ならば他の手段を使え、

アプリなんてそんなもの、


女に夢見過ぎだ。

この腐れ童貞が!!!!!!」


最後の2行は言われませんでしたが、

こんな内容のご指導をいただきました。


私が夢の国で生きていただけで、

頭の中がお花畑だっただけで、

そんなものなのですね。


気配りも優しさも、

ボディタッチも、

思わせぶりな約束も、


全部自分が有利に婚活を進めるため!

そういうことなのですね。


あー、お腹痛い。

腹落ちしたからか。


この考え方は毒だけれども、

何だか腹落ちした。

こうして毒への耐性ができるのだろう。

傷つくたびに感覚が麻痺していく。


思えば3度目まで、

デートの指定はいつも夜の仕事終わり、

1日空けてはくれなかった。


仕事が忙しいから休みの日はゆっくりしたいのだと思っていたけれど、

きっと他に本命がいたのだろうな。


証拠に私へのお断りと同時に、

アプリを退会した。


仕事に集中したいだとか、

別の事情があるのかもしれない。


もはや確認のしようはないし、

考えても仕方ないけれども、

それにしても、

彼女はルールの中で相手を見つけただけだ。

これはそういうルールに守られた場所、


そう考えた方が腹落ちする。

保険にされる覚悟が必要なのだな。


一人と会う日が決まった。


提案は向こうから、

タイミングはうまいし褒め上手、


適度にタメ語を織り交ぜて、

距離感を縮めてくる。


たぶん賢くて駆け引きのうまい人、

最短で結果を出したそうな雰囲気をビンビン感じる。


きっと手練のハンターだ。


さて、

リハビリだと思って臨もう。


今日からは私もハンターだ。


ハンターを狩るもの、

ハンター×ハンターだ。


防御が弱すぎる。

まずは纏から習得しないとな。

婚活というもの

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脱力感がつよい。

抑うつ状態と言ってもいいのかもしれない。

手足が重くて動くのも億劫だ。

 

ストレスからか胃腸の調子まで悪い。

手先が痺れる。

自律神経がバカになっているのだろう。


「指先から始まる恋」


はじめは抵抗があった。

条件で選んで選ばれる。

気に入らなければ簡単にさようなら、


「不誠実な出会い」


そう思っていた。

だけれどもすっかりそれに染まってしまった。


今や7人と同時にやり取りをしている。

もはや誰とどんなやり取りをしたか。

履歴を振り返らないとわからない。


そんな心のこもっていない文章のやり取りを繰り返して、

その末に「とりあえず会ってみる」

そして気に入らなければさようなら、


そういうもの、


本気になるのは危険、

多くの人は「恋愛」をしたいのではなくて、

「結婚」をしたいのだ。


だから割り切って接しないと、

「危険」なのだ。


婚活市場は戦場、

女性はパートナー候補ではない。

獲物でありハンター、


そしてそれはお互い様、

きっとそういうもの、


戦場に出る覚悟もなく、

婚活市場に出るからこういうことになる。


「遊びではない」


仕留めたと思って近づいて、

油断していると返り討ち、

こっちが仕留められてしまう。


仕留められたらあとは相手の思うがまま、

進むのもよし、捨てるのもよし、


か弱い女性なんてものは、

婚活市場に出てこないのだ。

出てきてもすぐに淘汰されてしまう。


プロフィールが薄っぺらいと、

よほどの美人しか相手にされない。

やり取りが始まっても、

面白みがなければすぐに途切れてしまう。


男なんてもっとシビア、


彼女たちはハンターなのだ。

そう思って接しないといけない。


もはや心など許せるはずがないな。

こじらせ要素がまた一つ増えた。


こうしてどんどん結婚が遠のくのだ。


「気のあるふり」


あんな演技を見せつけられたら、

何を信じればいいのだろう。


不器用で真っ直ぐで誠実で、

気持ちがわかりやすくて、

一途に好きになってくれる。

 

私の重たい愛情と釣り合いの取れる、

そんな人と出会いたい。


私は「婚活」というステージに上がれていない。

きっと「恋愛」がしたいのだ。


その先に「結婚」があればいい。

「結婚」を目的とした出会いはもうたくさん、


久保建英くんみたいに、

しっかりと地に足つけて、

2部リーグからやったほうがいいのだろう。


ちゃんとお互いが好きになる。

そういうところからはじめたい。


そうじゃないと、

心が明後日の方向に進んでしまうから、

虚しさばかりが募る。

 

「もう恋なんてしないなんて、

言わないよ絶対」

 

この歳にもなって恥ずかしいけれど、

私は恋がしたいのだ。

 

惚れさせる自信

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自分といて楽しいと思ってもらえること、

そんな雰囲気を恥ずかしがらずに演出すること、

そういう事ができるかどうか、

 


ほとんどの人は日常に疲れている。

だから「特別な時間」を求めている。

 


二人で合う時間が、

そんな「特別な時間」であれば、

自然と心の距離は縮まるはず、

 


「また会いたい」

そう思うのだ。

 


「いい女」

誰しもそのように扱われたい。

 


だから男は、

大事にエスコートして、

「あなたは特別な人ですよ」って、

そのように扱う。

 


いくら「居心地の良さ」を求めていても、

入り口はそういうもの、

 


婚活女性はシビアだから、

1度目でそういう演出をできないと、

バッサリと関係を断つ、

 


「居心地がいい人」

 


それが理想と口では言っても、

そうではないのだ。

 


だから、

女性を惚れさせる自信があるってことは、

「特別」かつ「居心地の良さ」を提供できる、

とまあ、そういうことになる。

 


なんともむずかしい。

いつだって男は選ばれる側、

 


居心地がいいだけでは飽きられてしまうし、

特別ばかりだと疲れられてしまう。

 


よくもまあ、

婚活なんてものを乗り越えて、

一緒になれるものだ。

いい加減に疲れてしまった。

 

梅雨明け

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「思い出はいつの日も雨」

サザンオールスターズTSUNAMI


会った2回はどちらも雨だった。

それも降ったり止んだりの優柔不断な空模様、


「私は優柔不断なの」


その雨空は、

そう言っていた彼女の心そのものだった。


気持ちを伝えた時も、

「また降ってきたね」なんて、

それをきっかけに話は途切れてしまった。


「うまくいかない恋」


天気にまで邪魔をされて、

味方なんて誰もいないのかな。


関東で梅雨明けの見込み、


だけれども、

私の心は雨模様、

その梅雨が明ける見込みなどない。


梅雨前線はいつまで停滞し続けるのだろう。

もう10年以上もそんな調子、


止まない雨はない。

終わらない冬はない。


そんなあたり前のことまで疑ってしまうほどに、

心が弱っている。


「仲間がいるよ」


ONEPIECE

エースを失って失意から立ち直ったルフィ、

その時の気付き、


私の手元に残っているもの、

応援してくれる仲間がいる。

それはこのブログにも、


梅雨明けとともに、

恋は終わったけれど、

これも新たなスタートなのだ。


「雨女」


会うときはいつだって雨、

梅雨の最中に私の前に現れて、

梅雨とともに私の元を去っていった。


きっと彼女は雨女なのだ。


雨女さん、

思い出をありがとう。


一時的にでも、

苦しくて仕方がなかった、

地獄の底から引き上げてくれて、

ありがとう。


これからはまた逆戻り、


だけれども、

梅雨は明けたのだ。


恋は雨上がりのように

そんな漫画があった。


漫画のように、

女子高生とどうこうなることはないだろうけれど、


「心を通わせる」


そんな相手との出会いは、

これから始まるのかもしれない。


さて、

思い出の映画館で、

『天気の子』でも見るかな。

あの時とは違って隣に彼女はいないけれど、


「100%の晴れ女」


なんとも皮肉なキャッチフレーズ、


だけれども、

それにあやかりたいものだ。

 

暑い、いや熱い夏が始まる。