脱力感がつよい。
抑うつ状態と言ってもいいのかもしれない。
手足が重くて動くのも億劫だ。
ストレスからか胃腸の調子まで悪い。
手先が痺れる。
自律神経がバカになっているのだろう。
「指先から始まる恋」
はじめは抵抗があった。
条件で選んで選ばれる。
気に入らなければ簡単にさようなら、
「不誠実な出会い」
そう思っていた。
だけれどもすっかりそれに染まってしまった。
今や7人と同時にやり取りをしている。
もはや誰とどんなやり取りをしたか。
履歴を振り返らないとわからない。
そんな心のこもっていない文章のやり取りを繰り返して、
その末に「とりあえず会ってみる」
そして気に入らなければさようなら、
そういうもの、
本気になるのは危険、
多くの人は「恋愛」をしたいのではなくて、
「結婚」をしたいのだ。
だから割り切って接しないと、
「危険」なのだ。
婚活市場は戦場、
女性はパートナー候補ではない。
獲物でありハンター、
そしてそれはお互い様、
きっとそういうもの、
戦場に出る覚悟もなく、
婚活市場に出るからこういうことになる。
「遊びではない」
仕留めたと思って近づいて、
油断していると返り討ち、
こっちが仕留められてしまう。
仕留められたらあとは相手の思うがまま、
進むのもよし、捨てるのもよし、
か弱い女性なんてものは、
婚活市場に出てこないのだ。
出てきてもすぐに淘汰されてしまう。
プロフィールが薄っぺらいと、
よほどの美人しか相手にされない。
やり取りが始まっても、
面白みがなければすぐに途切れてしまう。
男なんてもっとシビア、
彼女たちはハンターなのだ。
そう思って接しないといけない。
もはや心など許せるはずがないな。
こじらせ要素がまた一つ増えた。
こうしてどんどん結婚が遠のくのだ。
「気のあるふり」
あんな演技を見せつけられたら、
何を信じればいいのだろう。
不器用で真っ直ぐで誠実で、
気持ちがわかりやすくて、
一途に好きになってくれる。
私の重たい愛情と釣り合いの取れる、
そんな人と出会いたい。
私は「婚活」というステージに上がれていない。
きっと「恋愛」がしたいのだ。
その先に「結婚」があればいい。
「結婚」を目的とした出会いはもうたくさん、
久保建英くんみたいに、
しっかりと地に足つけて、
2部リーグからやったほうがいいのだろう。
ちゃんとお互いが好きになる。
そういうところからはじめたい。
そうじゃないと、
心が明後日の方向に進んでしまうから、
虚しさばかりが募る。
「もう恋なんてしないなんて、
言わないよ絶対」
この歳にもなって恥ずかしいけれど、
私は恋がしたいのだ。