女は経済力を求め、
男は若さを求める。
容姿は普通以上で性格や価値観の合う人、
時代は変わったと言えども、
根底はそう変わらない。
共に歳をとれば不安になり、
相手に対して妥協をする。
自分を低く見積もり、
取り残されないように、
角を削っていく。
大事なものを見誤ると不幸を生む。
削る角に大事なものが含まるかどうか、
吟味しなければならない。
本当に大事なものだけを残したもの同士が結ばれたのならば、
これほど幸せなことはない。
経済力と若さ、容姿に性格、
削って差し支えないものなのか。
それは当人にしかわからない。
不安に流されての決断が後悔を生み、
勢いに任せての行動もまた後悔を生む。
100%の素敵な相手と巡り会えたならば、
なんと幸運なのだろう。
しかしそんなことはそうそうない。
努力の果てにつかみ取った実感、
そうして得たものに愛着は湧くもの、
後悔のないように行動した結果のみが、
後悔のない結婚を生むのかもしれない。
決断の後に「あの人の方が良かった」なんて、
なんとも惨めで痛々しい。