「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

優しさの半分は下心でできている

f:id:tureture30:20181229090522j:image

 

気配り以上の優しさ、

そのほとんどは下心でできている。

 

気配りは人としてするべきこと、

いわば誰に対しても等しく行うべきこと、

たとえそれが嫌いな相手だとしても、

 

そこからさらに与える優しさには、

「私はあなたに気に入られたいですよ」が隠れている。

 

異性としての好意だったり、

はたまた立場を守るための打算かもしれない。

その違いはわからないことが多い。

 

同じコミュニティに属していれば後者かもしれないし、

そうでなければ前者の可能性は高くなる。

 

でも、誰からも良く思われることに全力な、

「八方美人」という人種はいるもので、

結局はわからない。

 

そもそも気配り以上の優しさの線引きもわからない。

 

人の心は複雑で、

取り違えてしまうとエライことになる。

 

科学技術が発達したら、

決定的な言葉がなくても、

相手の真意を読み取れるようになるのだろうか。

 

「あれはお世辞です。あなたに興味はありません。」

 

そうなったら要らぬ期待をしなくて済む。

心を動かされて惨めな思いをしなくて済む。

眠れない夜も減るだろう。

 

でも全てを合理的に解決できてしまったら、

人がするべきことは空想しかない。

 

結局は空想に期待して胸を躍らせて、

それを裏切られたり叶えられたり、

人は悩むことから逃れられないのかもしれない。

 

だけど忘れてはいけないのは、

心から相手のことを思っての優しさもあるってこと、

 

人と心を通わせる。

生きるということは難しいもの、