「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

とりあえず「寄りかかってくる」女性のことを思い出した

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結構前のことだ。

たまに通っていた飲み屋のイベントに誘われて、

BBQに行ったときの話、


20代前半だっただろうか。

見た目はとても可愛らしい。

そして気配りができる。

だいぶお酒は飲むようだ。

 

周りの話を聞くには、相手が途切れないし、

コミュニティの中でも別れては他の男と付き合ったりしている。


そんな女性がいた。


聞いた話では、

どうやらBBQの参加者と付き合っていたけれど、

最近別れたらしい。


私と彼女は何度か話したことがあるかな、

くらいの関係だ。


彼女が私に寄ってきて立ち話をしていると、

しばらくしたら酔った雰囲気で私の肩に寄りかかってくる。

(実際に酔っていたのかもしれないけれど)


普通の男ならばきっと、

ここから「何か」が進むのかもしれない。


だけれども紳士気取っている私は、

「大丈夫ですか?」って、

その態勢のままその子を抱えて椅子に座らせる。

そして隣に座って水を注いで渡す。


もう一度寄りかかってくるのだけれども、

真顔で「大丈夫ですか?」って起こして水を飲ませる私、

しばらくするとつまらなそうに去っていく彼女、


その時の私はもちろんフリーだ。

それに相手に対して女性としての魅力は感じていた。


「何か」の始め方がわからないから、

紳士気取ることしかできなかったのだ。


「そういうとこだよ」って、

そんな声が聞こえてくる。


しばらくするとその子は、

コミュニティ内の他の人と付き合ったらしい。


「とりあえず寄りかかってみる」


相手からすれば「良さげな人」であれば、

誰でもよかったのかもしれないし、

そもそも誰に対してもそんな感じなのかもしれない。

 

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何故このことをほじくり返したかというと、

ここまで露骨ではないけれど、

最近また同じようなことがあったからだ。


またも「魔」の職場だ。


わからないことを聞きたいようだから、

その子の席まで行って教えてあげたあと、

私の寄り道についてくる。


作業をしている時も何となく指が触れるし、

話が終わる頃合いになると、

別の話題を振って引き留めようとしてくる。


今の職場になってからは、

こういうことばかりだ。

それも一人や二人からではない。


何度も痛い目に合っているから、

職場は勘弁してほしい。


お察しの通り、

「モテて困る」って、

自尊心を満たしたいだけの記事だ。


結果は何も出ていない。

「腐れ童貞」の私、


だけれども、

「チャンスがないわけじゃないんだよ」って、

「私は異性として好意らしきものを向けられているんだよ」って、

そんな哀れな「心の叫び」とでも思ってもらえたら幸いだ。


「かわいいな」って、

胸が高鳴るような相手に対しても、

いろーんな「リスク」やら「めんどくささ」が真っ先に浮かぶ。


先のことを考えると、

進む気も失せて、

ただ「かわいいな」で終わる。


それ以上は「心が動かない」のだ。


ブログの初期に書いたけれど、

漫画『恋と嘘


政府が少子化対策のために、

遺伝子レベルで適正な結婚相手をあてがう世界、

そこで「心が求め合う相手」と「遺伝子の惹かれあう相手」との間で揺れる。

そんなラブストーリー、


初めのほうをかじっただけだから、

今はどうなっているのかは知らないけれど、

「自分の相手は自分で選ぶ」みたいな、

概ねそんな筋書きだろう。


筋書きはさておいて、


もうさ。

この世界のほうがいい。


随分前から私はそう思っている。


科学の力でいいからさ。

強制力が働いていいからさ。

思考停止でいいからさ。


もう一番合う人を紹介してよ。


遺伝子レベルでマッチングした相手だから、

お互いが「一目惚れ」からの絶妙な「居心地の良さ」


妙齢になるとその後の関係の進め方まで、

政府が手取り足取り面倒を見てくれるのだ。


もうさ。

「これがいいな」って思う。


恋愛ほどコスパの悪いものはないのだ。

もはや「恋愛不適合者」の私は疲れてしまったよ。


そのくせ「結婚」はしたいと思うのだから、

始末に負えないな。