ふとこんなことを思い出した。
中学の頃の部活、
私は体育会系の運動部だった。
先輩は厳しくて1年坊主だった私たちを一列に並べて、
「一人ずつ面白いことをやれ」と、
そういうことが度々あった。
思い出話に花を咲かせると、
みんな口々に「あれは最悪だった」というのだが、
私はそれほど嫌だと思っていないどころか、
楽しんでいたように記憶している。
ウケることを考えて、
それがウケた時に世界から受け入れられたような気がするのかもしれない。
文章を書くこともそう。
書くことは苦にならない。
それどころか夢中になって時を忘れることがある。
ある種の人間は、
「頑張っていないと存在価値がない」
そう思いがち、
世間様のお役に立って、
初めてこの世界の片隅に居場所が見つかると信じ込む。
「存在するだけで価値がある」
そう言われたって、
落ち込んでいる時、
傷ついている時、
自分で自分を信じてあげられない時、
そんな言葉は受け付けられない。
自分と世界との接点を不確かに感じてしまう時に、
救いとなるもの、
それが、
「自分を表現すること」
なのだろう。
だから私は
「自分を表現することが好き」
なのだ。
ブログでも歌でもコントでも、
料理でもダンスでも何でもいい。
「自分を表現すること」を大事にしたいし、
「自分を表現することが好き」だということを、
忘れずにいたい。
道に迷った時に指針になってくれるはず、
何かが好きだという気づきはとても大事なこと、