ただなんとなく時を過ごしている。
もちろんそれが心地よい時期もある。
だけれども、
それだけでは物足りなくなってしまう時がある。
そういう時に人は考えるのだ。
今までの人生を振り返ったり、
書物を読み漁ったり、
人と議論を戦わせたり、
そういう中で、
「答え」らしきものが芽生えてくる。
「こうやって生きていけばいい」
だけれども、
その生き方も使い古してしまうと、
また物足りなさを感じるようになる。
その繰り返し、
ああでもないこうでもないって、
試行錯誤して、
「生きる」を深掘りしていく。
そうやって生きている人って、
いろいろな人の気持ちがわかるようになる。
多くの人が、
「生きる」を深掘りする。
その作業を何度も経験している。
辛く苦しいことだけれども、
その作業を多く経験するほどに、
その人「固有」の人生を形作る。
それって、
満たされていたら味わえないこと、
「悩みがあるから輝ける」
何度も何度も、
「自分の生き方」を見つける作業を、
繰り返して、失敗して、傷ついて、
そうやって、
「生」を実感する。
楽しければいい。
ただ幸せであればいい。
なんとなく、
それだけでは満足できないのが、
人間ってものなのかもしれない。
だからどんな経験も、
その人にとっては必要なこと、
今の苦しさも、辛さも、涙も汗も、
必要だから仕方のないこと、
日によって体調も違えば心も違う。
辛い時って、辛いことがいつまでも続くように思えるけれど、
辛いことはいつまでも続かない。
だから、
まずは今日を乗り越えよう。
人生って、その繰り返し、