爽やかで人目を引いて、
女性から自然と声をかけられて、
漫画『君に届け』の風早くんのような、
そんな人がいる。
「私にはないものだな」
そう思った。
だけれども、
そう装うことはできる。
「人懐っこさ」と「笑顔」
それを身にまとって、
「爽やか」を演じればいい。
それが女性のニーズなのだろうから、
いや、
ちょっとまてよ。
まとったはいいけれども、
外し方がわからないな。
「人懐っこさ」と「笑顔」
それが体にフィットして、
どうやって外したらいいのだろう。
ファスナーは見当たらないし、
破ろうとしても破れない。
まあ、損するものでもないし、
身につけておいたままでもいいか。
漫画『寄生獣』
何かと混じってしまうのだ。
どこからが自分で、
どこからが装備かわからない。
「裸の自分」
自分の弱いところ、
強いところ、
それをしっかりと自分がわかってあげること、
装備は増える一方だから、
たまには裸にならないと、
疲れてしまうでしょ。
裸の自分になる方法、
なれる場所、
そしてそれを受け入れてくれる人、
それが心を癒やしてくれる。
アロマよりも、
岩盤浴よりも、
マッサージよりも、
裸の自分でいられること、
そのほうがきっと、
明日への活力につながる。
裸になって…
体を重ねる…
人には見せない姿を見せあって…
心の柔らかい場所を探りあって…
それってきっと、
とても癒やされることなのだろうな。