「結婚」というものは今やリスクヘッジだ。
二馬力が当たり前になり、
専業主婦世帯は3割程度まで減少しているという。
面白い記事を見た。
記事によると、
コロナ禍による先行き不透明な情勢、
「結婚」の価値が上がっているらしい。
だから世の未婚者たちは、
「既婚」というステータスを手に入れるために、
相手云々ではなく気持ちが動きやすい状況にあるのだ。
「人恋しさ」
それもこの流れを助長させている一因だ。
そして私が実感していること、
幸い経済的には今のところ苦しいところはない。
私が動き出した理由は、
この「人恋しさ」が大きかったように思う。
この9月は私の中で何か変化があったのだろう。
当の本人は相変わらず、
「やるべきことをやり続けている」
ただそんなつもりでいたのだけれども、
痺れを切らしてしまったのだろうか。
あまりにも人との触れ合いが少なくなったため、
オキシトシンの分泌が減り、
禁断症状が出てきたのかもしれない。
「私は女性から求められていないわけではない」
そんな自尊心を満たすために、
あまり「身の入らない」ながらも、
アプリでの婚活を再開した。
「条件」で選んで選ばれる。
そんな世界だ。
「身の入らない」
かえってそこがいいのかもしれない。
私のこれまでの経験から言えることは、
どうせ私の女性を見る目など全く当てにならない。
それは確かなこと、
だからアプリで共通のコミュニティを開いて、
ほぼ写真だけで判断して「いいね」をばらまく。
それに応じてくれた女性とメッセージをやり取りする。
時には女性のほうから「いいね」が届く。
私はまた「写真」で判断をして「いいね」を返す。
そしてまたやり取りが始まる。
何ともお気楽なものだ。
今回は「自尊心を満たすため」に始めたものだから、
うまくいかなくたって別にいいと思っている。
このようなご時世だから、
会うにしたってハードルは高い。
相手だってきっと同じような感覚なのだろう。
異性とやり取りをすることで、
「先に進んでいる実感」を感じたい。
あまりにも停滞感が強くていたたまれないから、
何か将来につながる行動を起こしたいのだ。
それが「婚活」というカタチで現れる。
きっとそういうこと、
だけれども、
きっかけは何だっていいのだ。
同じ時に、同じような感覚で、
同じような行動をはじめる異性、
案外、相性は良いのかもしれない。
特殊な状況だからこそ、
「吊り橋効果」みたいな感じで、
ちょっとした刺激でも心拍数は上がるのかもしれない。
加えて今は前述の通り、
「結婚」の価値が上がっているらしい。
「お得」に群がるのが人の性なのだ。
「恋のきっかけなんて勘違い」
もしかしたら今は、
恋をするための絶好機、
ボーナスステージなのかもしれない。
「この機を逃す手はないな」
そう思いながらも逃し続ける。
それが私の恋愛なのだけれども、
女性とやりとりを続けるだけで、
少なからず「人恋しさ」は解消する。
加えて先に進んでいる感覚まで手に入る。
そして今は「結婚」の価値が上がっている。
さて「身を入れずに」
しばらくは続けてみることにしよう。
「俺のさとみ」も結婚してしまったことだし、
「純愛主義者」だったはずの私、
だいぶ割り切れるようになったな。
これも成長なのだろうか。