年を取れば取るほどに、
「自分のやり方」
そういうものから抜け出せなくなる。
これまでの成功体験が、
「信仰」に昇華されてしまうから、
何かに身を委ねることができなくなる。
もちろんメリットもある。
「自分の人生を自分の力で切り開く」
そんな力強い魅力、
だけれどもそれを過信してしまうと、
その「信仰」が自分の首を締めて、
行き場を失ってしまう。
「世の中にはどうにもならないことがある」
そんな簡単なことから目を背けて、
「大丈夫」って自分を鼓舞し続けて、
誰がどう見ても引き際のはずなのに、
「大丈夫」って言い聞かせて、
心が壊れてしまうメカニズム、
大抵は無理をしすぎるから、
頑張るのは結構だけれども、
引き際は見極めてあげないと、
私はそれが下手だ。
とんでもなく下手だ。
だから周りの支えが必要、
客観的に自分のことを見てもらうために、
「待った」をかけてくれる人が必要、
ぐうたらで怠け者で、
でも人としては魅力的で、
「なんとかなるんじゃない?」って、
そうやって生きている人、
私の伴侶になる人って、
それくらいが丁度いいのかもしれない。
どこか神経質で、
「こうあらねばならない」
そういう自分ルールが多すぎる人といると、
とても疲れてしまう。
私の器の限界か。
いつだってストイックに自分を追い込んで、
努力していないと自分の価値を信じられなくて、
無理ばかりして、
お相手も疲れてしまうのだろう。
「心に余裕を持つこと」
うまくいかなくたっていい。
いつかはきっと花開くさ。
そんな調子で生きていれば、
自然と自分らしさを発揮できれば、
きっと結果はついてくる。
今までがうまくいかなかったからって、
これから先もずっとうまくいかないなんて、
そんなことに縛られる必要はない。
これから先には何が待ち受けているのだろう。
それにワクワクドキドキするくらいがいい。
子供の時は当たり前のようにできていたこと、
歳をとるにつれて臆病になる。
傷ついた経験をたくさんしてきたから、
どんどん臆病になる。
私にとっての恋愛は、
うまくいかないのが当たり前のもの、
それは疑いようのない事実だけれども、
なぜうまくいかないのか。
その原因を自分の中にばかり求めてはいけない。
そう悪くない試合運びを続けてきた。
色々な女性から心を寄せられてきた。
心を寄せる人とうまくいかないだけ、
需要と供給、
それが均衡するような、
ピッタリと私に合うような、
そんな人はどこかに必ずいて、
その人に巡り合うまでは他の人とはうまくいかない。
そんな夢の国に迷い込んで、
ネズミと仲良く握手でもして、
もう少しだけ頭の中をお花畑にしてもいいのかな。
現実は辛い。
だから夢の国が必要、
だけれども、
自分の心一つで、
どこだって夢の国に変わる。
心を開くか閉じるかは、
その人の問題、
この世界の方はいつでもウェルカム、
受け入れ体制は整っている。
何も考えずに飛び込めばいい。
世界って、
こんなにワクワクとドキドキで溢れているのだから、