「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

人間なんていい加減な生き物

f:id:tureture30:20191112065010j:image

 

「余裕がない」

 

関係性があるから、

コミュニティの中ではそれほどではないけれども、

道行く人達からはそう感じる。


関係ない人たちだから、

その場限りの関係だから、

そう思うと人は気を使わなくなる。


普段は繕っているのだ。

居場所を守るために、


「どこでも尊敬を集める」


そんな聖人みたいな人はほとんどいない。

一部のコミュニティではそうだとしても、

みんなどこかで発散している。


それができなくなってしまうと、

追い詰められてしまい、

守るべき居場所すらも失ってしまうから、


「歪が生じる」


いい人ばかりを演じ続けていると、

心が壊れてしまうのだ。


だれだって変な性癖の1つや2つはあるし、

男だったら右手を相棒にしてAVにお世話になっている。

その手のプロだっているくらいだ。


世の中はそういうもの、


汚れのない世界、

そんなものは作れない。

人間自体が汚れているのだから、


反面、

人は我が子を命がけで守る慈愛や、

ふと湧き出てくる無償の優しさ、

そういうものも持ち合わせている。


存在自体が矛盾しているもの、

人ってそういうものなのかもしれない。


だから、

「こうあるべき」だとか、

そんな事にこだわったところで、

無駄にイライラするだけ、


人自体が矛盾した生き物なのだから、


欲望に振り回されて、

自己存在に不安を感じていて、

だけれども良く在りたいと願っていて、


Cocco『強く儚い者たち』

 

「あなたの姫様は誰かと腰を振っている」


欲望に負けて過ちを犯しても、

裏切りなどまるでなかったかのように、

ケロっとした顔で大切な人を迎える。


ジュディオング『魅せられて』


「好きな男の腕の中でも違う男の夢をみる」


なんともご都合のよろしいことで、

呆れ返ってしまう。


そんなものにいきり立っても、

時間の無駄遣い。


自分らしく、

人に迷惑をかけないで、

適度に欲望を満たしながら生きればいいのだ。


我々は遊ぶために、

この世に生まれてきたのだから、