人は自己存在に不安を感じているものだから、
それを脅かされると感情的になってしまう。
どうしようもない感情というのはある。
そういう経験もしているけれど、
「感情を持ち込まない」
基本的にはそういうタイプでありたい。
そう思っている。
意見が食い違ったときに、
そのものごとを客観的に捉えて、
相手のほうが正しいと思えば簡単に折れる。
それを軸に話を進めたほうが良いものを生み出すから、
「自分の立場を守るため」
それを目的に主導権を握ろうなんて、
「愚か」でしかない。
だけれども、
そう思えば思うほど、
裏を返せばそういう「愚か」に対した時に、
見過ごすことが苦手になる。
マウント取ろうとされようものならば、
そのタックルを膝蹴りで返り討ち、
だから軋轢を生む。
私は感情を極力持ち込まないけれども、
感情を持ち込むタイプはたくさんいる。
特に女性なんかはそう。
そこに寄り添ってみると、
「愚か」に見えていたことが、
そうではなくなることも少なくない。
だから難しい。
自分は「感情を持ち込まないタイプ」
そんなふうに通ぶっていたところで、
それが必ず正しいわけではない。
感情的な相手に対して、
自分も感情的になったら収集がつかない。
基本的には、
「感情を持ち込まないタイプ」
それでいい。
だけれどもそれでいて、
「相手の感情には寄り添うタイプ」
そうでないと客観的事実は見えてこない。
相手にだって理性はある。
感情的になるだけの理由がある。
私がそれに気がついていないだけ、
それではただのエゴ、
もっと大人にならないといけないな。
突き放すのではなく、
相手に寄り添うという意味で、