美容師・理容師の方たちを応援したい ~コロナに負けるな⑪~

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久しぶりに髪を切った。

家計簿を見てみたら3か月ぶりだった。

 

普段は1か月半ほどで切りに行っているから、

ちょうど倍の期間が開いたことになる。

 

平日の昼休みの時間帯だ。

いつもよりは混んでいなかったけれど、

それにもかかわらず列が途切れることはなかった。

 

この日は女性店員が多いようだ。

だけれども私を担当したのは4人のうち1人だった男性店員、

どうやらこんなところでも女性に縁がないようだ。

 

「今日はカットだけで」

 

私を含めてほとんどの客はそう注文していた。

どうやら顔剃りは感染防止のためサービスを注視しているらしい。

そうなるとシャンプーもいいやってなる。

 

「全部」か「カットだけ」

「シャンプーカット」という言葉は、

自然な流れで注文するには少しこじゃれているのかもしれない。

 

「混んでいますね」って聞いてみると、

客数は少し減ったくらいでそこまで変わらないという。

 

だけれどもカットだけで、

手早く済ませる人がほとんどだから、

単価は大きく落ち込んでいるようだ。

 

当たり前のことなんだけれど、

髪を切るときに頭に触れられる。

 

普段は何気なくしていたことだけれども、

これって感染リスクの高い行為なのだな。

 

人とのふれあい。

こんなにも毎日途切れることなく多くの人と接する。

それこそ文字通り「接する」のだ。

 

一人だけ美容師をしていた知り合いがいたけれど、

閉店後は夜遅くまで練習をしているといっていた。

モデルのリクルートは自分でするらしい。

 

「美容師」

 

その響きは華やかなものだけど、

見えないところでたくさんの下積みを行っている。

 

影の努力が報われて立つ店頭、

今はそれに加えて普段以上の配慮を求められる。

そして店員だって「不安」を抱えている。

 

元気に明るく迎えてくれる声、

こういう時だからこそ、

その声に救われる人もいる。

 

人と接する機会が少ないから、

今はみんな、

誰かを通して自己肯定感を高めることができない。

 

そんな時にかけられる、

「いらっしゃいませ」の一言、

なんだか受け入れてもらえたような気がする。

 

繊細で緻密な作業だ。

少し間違えたら取り返しのつかないこともある。

そうならないように技術を磨いてきた。

誰にも見えないところで黙々と、

 

もちろんお客さんありきなのかもしれないけれど、

「髪を切る」って「自分の美意識」と向き合うことなのだろう。

きっとそれって傍から見るよりも神経を使う作業だ。

とても大変な作業だ。

 

だから負けるな。

美容師・理容師の方たち、

コロナに負けるな。

 

そういえば中学で仲の良かった女の子、

その後どうなったのかは知らないけれど、

「美容師になりたい」と言っていたな。

 

きっと「美容師」って、

夢を与える仕事でもあるのだ。