「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

心のリハビリ

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自粛、自粛って、

ぬるま湯にばかり浸かっていたものだから、

心を動かすためのリハビリが必要だ。


急に大きく動かすとその反動で、

一日を終えてから家の扉を閉じた途端に、

ドッと疲れが押し寄せてくる。


少しずつ、少しずつ、

ほんの少しずつでいい。


疲れてしまったら、

無理せずに休んでしまえばいい。


2か月も自粛してきたのだから、

いまさら1日くらいどうってことはない。


「取り戻そう」って、

真面目な人ほどリハビリをすっ飛ばして、

先へ先へと進もうとする。


そんなに急がなくたっていいんだよ。


世界はきっと、

生き急いでいるのだ。


それに無理矢理合わせようとしたってさ。

まだまだリハビリが必要な期間なのだから、

心も体も持たないよ。


一つずつ階段を登ればいい。


周りが一段飛ばしで進んでいても、

焦る必要なんてないのだ。


「人生の階段」ってやつは、

飛ばしてしまった一段を踏むために、

わざわざ戻らなければ先に進めさせてくれない。

 

そんなサディスティック一面を持った、

意地悪な奴だから、


大事な一段を踏み忘れないように、

足元にある一段が大事な一段であることを確かめるように、

ゆっくりと先に進めばいい。


一度足を離してしまったら、

次の段に足をかけると同時に抜け落ちて、

もう二度と踏むことのできない段もある。


「今しかないんだよ」


今を一生懸命に、

生きるしかないんだよ。


「ウィズコロナ」


それだって今しかないのだ。


だからこの時代を踏み締めて、

その感触をしっかりと記憶して、

この先の糧にすればいい。


「心のリハビリ」


それって時代を楽しむことでもあるのだ。


辛くて苦しくて、

自分を嫌いになりそうなことばかりだけれども、

それでも今を生きるしかないのだ。


次の一段を登った先にはきっと、

今とは違う素敵な景色が待っている。


そう信じて、

また一歩、

そして次の一歩を踏みしめて、


今日も私はまた一段、

意地悪でサディスティックな、

「人生の階段」ってやつをを昇る。

 

足から伝わる感触を、

しっかりとこの身に刻みながら、