「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

「人間」は生物として意味のわからない存在

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「繁殖」するまでにたくさんの理由をつける。

その時点で繁殖力は大いに制限される。


つがいになるまでにかかる時間は無駄に長く、

いくつものプロセスを経てようやく一緒になる。

大抵はそのプロセスの間にうまくいかなくなる。


うまくいくまでに生物として、

繁殖力のピークを過ぎていくのに、

相手に望むものばかりが大きくなる。


需要と供給の乖離は広がって、

つがいのできる確率は下がる一方だ。


つがいになったらなったで駆け引きを続けて、

道具を使って進んで繁殖を制限する。


多くの生物はさ。


繁殖期を迎えると、

相手は選ぶのかもしれないけれど、

本能に従って繁殖する。

もちろん道具を使って制限することなんてない。


そもそも行為自体がさ。

「繁殖を目的としない行為」自体がさ。

本当に必要なものなのかな。


「本能」からの司令を受けて、

したくなる。

だけれども「理由」をつけて制限する。


避妊が違法になったとしたら、

この世の中はどのように変わるのだろう。


少子化は一気に解消されるのかな。

それとも行為自体をあまりしなくなるのかな。


「理性」と「本能」

今の人類はそのどちらが勝つのだろうか。

 

だいぶ「理性」が幅を利かせてきたけれど、

おそらくまだまだ「本能」が勝つのだろう。

 

「いつ死ぬかもわからない」

 

「野生の世界」はそんな生存競争だ。

かたや「人間の世界」では、

命を保証されていることがほとんどだ。

 

少なくとも繁殖に適する年代のうちは、

命を失うことなんて多くの人が考えないだろう。

 

なんだかんだで、

人は「希望」を糧に生きている生き物、

心のどこかで自分の将来が光り輝くことを信じている。

 

だから「いつかでいい」って先延ばしするのだ。

そして「いつか」と思っているうちに、

ボーナス期間は過ぎてしまうのだ。

 

「今は夢中になっていることがある」

「生活を変えたくない」

「もっといい相手が現れるかもしれない」って、

「理由」をつけて、

どんどん後回しにするのだ。


結局人間はさ。

「生物」としては、

説明のつかない存在なのだ。


「理性」と「本能」の間で折り合いをつけてさ。

「繁殖を目的としない行為」を繰り返す。


コミュニケーションの一種?

優秀な異性を繋ぎ止めるため?

ただ単に欲求を満たすため?

それともお金を稼ぐため?


行為そのものの目的が変わってしまったのだ。

 

「繁殖を目的としない行為」


そこに生まれる価値、

それは経験のない私にはわからないことだ。