「人の性質」はなかなか変わらない。
こと「無意識」に近いものほど、
変えることは困難だ。
「思い込みが激しい」
悪いように聞こえるけれど、
何も悪いことばかりではない。
近年では科学的な効果も実証されて、
アスリートたちは「イメトレ」に勤しむようになった。
良いイメージを脳に刷り込むことで、
パフォーマンスに有意な効果がみられる。
いまやそれが定説らしい。
「思い込みの激しい人」
ある意味では大きな可能性を秘めている。
『炎炎ノ消防隊』に登場するアーサー・ボイル、
彼は自分のことを「騎士」だと思い込み、
その妄想がはかどるほどに強大な戦闘力を発揮する。
思い込みの力が「常識」を破壊するのだ。
「架空の人物の話」
確かにそうだけれども、
「思い込み」の力に助けられた経験、
誰しも一度や二度はあるのではないだろうか。
かく言う私も、
割と感情がパフォーマンスに直結するタイプだ。
学生時代の部活でも、
調子の良い時と悪い時がはっきりしていたし、
仕事をしていてもよく感じる。
気持ちに引っ張られて、
成果が浮き沈みすることは少なくない。
それならば、
それを無理に変えようとはせずに、
その特性を活かせば良いのだ。
「自分を気持ち良くさせること」
それってとても大事なことなんじゃないのかな。
「過信」は足元をすくわれるけれど、
「自信」はあったほうがいい。
主体的に生きているほうが、
「QOL」は格段に高まるのだ。
「心の振れ幅」が大きいということは、
最大出力が大きいということ、
それを武器にすることもできるのだ。
チューニング次第で可能性は広がる。
人は自らの特性を悪い方向にばかり捉えたがる。
それは過去のキズから来るものだったり、
必要以上に自分を縛ることから来ていたり、
だけれども、
プラスの方向に立って捉えられるのだ。
ビクビクしながら何度も後ろばかり振り向いていないで、
前しか向かないくらいに図太く生きれば良い。
自分を誤魔化してでも、
自分の心を軽くしてやる。
それで良いじゃないか。
とことん思い込めば良い。
「大丈夫だ」って、
思い込めば良いのだ。
レッドブルではないけれど、
「心に翼を授ける」
意図的にそうしてやることも、
生きるためのコツなのかな。
だから私は毎朝、
「私ならやれる」って、
そう自分に言い聞かせることにした。