「人をだます」
結果的に力不足でだますことになってしまうケースもあるだろう。
ひとまずそれは置いておく。
動機は様々あるだろうけれど、突き詰めれば1つ、
「自分が得をするため」
人は自分が得をするために「人をだます」のだ。
「だまされたほうが悪い」だなんて、
そんな言葉もあるけれど、
その背景には「だます奴は一定存在する」
そんな諦めが見え隠れする。
始めは「理想」や「信念」があった。
いつしかそれが形を変えて「金儲け」や「見栄」を目的とするものに変わっていく。
そういうケースも多いだろう。
立場が変われば心は変わる。
「だます」ってのはさ。
結局は「人の弱さ」が生み出した行為なのかな。
どこかで折れてしまう。
どこかで守りに入ってしまう。
挑戦し続けることは大変なことだから、
安易な方法で自分を守る手段として「だます」という行動に出る。
簡単なんだよ。
人をだますのはさ。
そして、自分をだますのはさ。
心を麻痺させて、
あらゆるロジックで自分を正当化させていればいい。
一番簡単なんだよ。
そういう生き方はさ。
「自己正当化モンスター」
質の悪いケースになってくると、
人をだましていることにすら気が付かなくなる。
少し考えればわかることなのに、
できるはずもないことを、根拠もなくできると思い込んで、
人を巻き込んでは失敗する。
あとは立場を守るために言い訳を繰り返すのみ、
最後はやってもいないことを自分がやったと思い込み、
手柄を横取りして周りに媚びる。
こういうやつが権力を握ったら、
その組織は間違いなく崩壊する。
少し話は逸れるけれど、
国民には選ぶ権利があるのだから、
こういう輩を見極めて投票しないといけないのだろう。
やってもいないことを実績だと語る輩、
偏った理想しか語らずにそれを押し付けることを是とする輩、
バランス感覚のない人は権力を持つべきではないのだ。
自分がそうならないように注意する必要もある。
ある程度、成功体験を積み重ねると、
人は自分のことを「できるやつ」何だと思い込む。
どんな環境でも成功を続けていれば無理もないことだ。
それでも謙虚で居続ける人が本物、
大事を成す偉人はそういう人が多いように感じる。
心を殺してしまったら、
人の痛みに鈍感になって、自分の主義主張を押し付けることを是とする人間になってしまったら、
誰も非を正してくれなくなる。
少しでも非難しようものならば、その10倍になって帰ってくるようなめんどくさい人間、
誰がそんな奴を相手にしたいと思うか。
言われているうちが花、
自分がおかしいことにも気が付かずに権力を手に入れてしまうと、もはや人ではなくなってしまう。
何を書きたかったのかわからなくなってきた。
出どころ不明の感じる憤り、
ただそれを解消したかっただけなのかもしれない。
自分への戒め、
そういうことにしておこう。