「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

「生殺与奪の権を他人に握らせるな!」について思うこと

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鬼滅の刃』にて富岡義勇さんの放つ強烈な言葉、


鬼になってしまった禰󠄀豆子、

それを「鬼殺隊」として始末しようとする富岡さんに、

禰󠄀豆子の兄である主人公の炭治郎は「殺さないでください」と懇願する。


すると富岡さん、

生殺与奪の権を他人に握らせるな!」と、

この言葉で炭治郎を叱責、

要は「お前に力がないから悪い」と言う意味だ。


それを聞いた炭治郎は、

差し違える覚悟で富岡さんに向かっていく。


敗れはしたものの炭治郎のその覚悟と、

禰󠄀豆子が鬼であるにも関わらず炭治郎をかばう姿に可能性を感じ、

二人を「鬼殺隊」へと育てるために手を回す。


鬼滅の刃』の物語の始まりとなるシーンだ。


さて、この言葉、

現代の「働き方」に置き換えても的を得ているように思う。


「会社にしがみつく時代」は終わった。


社会情勢は大きく変わり、

大手企業も例外なく人員削減を進めている。


「君には辞めてもらうことにしたよ」って言われたら、

「殺さないでください」と嘆願したところで、

会社は富岡さんのように優しくはないのだ。


まさに「生殺与奪の権を他人に握らせるな!」である。


「自分が力をつけなければならない」

結局はそういうことなのだ。


「定年」はどんどん先延ばしされていく。

それは雇用が保証されるという意味ではない。

自らの力で収入を得なければならない期間が延びるということだ。


なんとも世知辛いもの、


だけれども、世の中にはいくつになっても、

「請われてでもいて欲しいと思われる人」がいる。


そういう人たちは、

「身の振り方」を自由に選べるのだ。

即ち「生殺与奪の権を他人に奪われていない」ということ、


今の時代は若いうちから、

それを考えなければならないんじゃないのかな。


誰にでもできる仕事は、

テクノロジーの進歩に取って代わられるのだ。


そこから逃げきれる年齢の人たちは良いけれど、

今の20代、30代はAIとガチンコで勝負することになるだろう。


今から先のことを考えて働いておかないと、

将来、惨めな思いをすることになる。

 

「主体性を持つ」と言うこと、


自分の頭で考えて、

自分の言葉で話して、

自ら意思決定の働きかけを行っていく。


会社の言うことだけを聞いていれば将来安泰、

決してそんなことはない。

そもそもそういう社風の会社自体が安泰ではないのだ。


時代の変化は益々加速していく。

それに対応できる環境に身を置かないと、

淘汰されてしまうんじゃないのかな。


私の目から見てだけれども、

今の学生たちはそういうことを真剣に考えている。


中堅くらいの会社員のほうがよほど危機感がない。


変化を嫌って「ぬるま湯」につかっていたら、

取り返しのつかないことになってしまう。


生殺与奪の権を他人に握らせるな!」

本当にその通りだと思う。

 

コロナのせいにしたところで、

政府のせいにしたところで、

最後は自分でなんとかしなければならないのだ。

 

心しなくては、