今年に入ってから5ヶ月が過ぎた。
私の消費意欲は衰える一方だ。
昨年の12月には少し大きな買い物をしたけれど、
アプリの家計簿をチェックしてみると、
今年に入ってから雑費としての支出が少ないことに気がつく。
私の分類する雑費とは主に娯楽費のこと、
趣味に使うお金や飲み会などの交際費、
お菓子やアイスやお酒など趣向品に対する食費もこれに含んでいる。
それを1月から数えて5ヶ月連続で1万円以内に収めているのだ。
コロナ禍前は婚活をしていたこともあるが、
概ね3〜5万円は使っていた。
それが1万円にも満たない状況が続いている。
元々自宅でお酒は飲まないし、お菓子は増えても高が知れている。
外出する機会は減ったから交通費も交際費もかからない。
本を購入したりはするが、娯楽をサブスクで賄うことが増えたため、時間を割くわりにコストは安く収まっている。
「お金が貯まって良い」と言われればそれまでだけれども、
何だか消費をしない分、自己肯定感も下がっていく気がする。
かと言って、差したる使い道も思い浮かばない。
かつては私の支出に占める交際費の割合が大きかったということを実感する。
十分な金額を積み立ててきているけれど、
さらに積み立てても問題ないくらいだ。
そうやってまた私は自分の老後に投資するのだろうか。
今年の秋には3年使ったiPhoneを買い換えようと思っている。
10月からは楽天モバイルが有料に切り替わる。
秋の支出は増えそうだから、今はおとなしくしているべきなのだろうか。
据え置きゲームは10年以上もブランクがあるが、
PS5でも購入しようか。
自転車を買い替えるのも悪くないかもしれない。
だけれども、興味のあるものを思い浮かべてみても、
それを買ったところでワクワクする気が全くしないのだ。
「自分へのご褒美」
私にはあまりそういうものが必要ないみたいだ。
何かワクワクするようなお金の使い方はないだろうか。
「人と触れ合う」ってさ。
私が思っていたよりもずっと「満たされる」のかもしれない。
それが制限される世の中になったからさ。
私のような「寂しがり屋」には生きづらい環境なのかもしれない。
経済的に困窮している人が多い中で、
生活が安定しているだけ恵まれていると、
そう割り切るべきなのだろうか。