「居心地の良さ」
ここしばらくは、
それについて考えを巡らせていた。
人によって差があるかもしれないけれど、
おそらく私は「能力を発揮できる場所」を求めているのだろう。
加えて「自然体のままで」そこが大事だ。
そこに「居心地の良さ」が生まれる。
体よく自分を殺して成果を出し続けても、
どこかで嫌気がさしてくる。
求められるからそういうペルソナ被っているけれど、
その不自然さは自分が一番よくわかっているのだ。
「ティール組織」
そんな言葉が流行っている。
リーダーは「船頭」ではなく「調整役」
構成員はフラットな立場で気軽に意見を言い合える。
個々が己の裁量で組織に寄与する。
そんなところだろうか。
時代がそういう方向に向かっているのかな。
声が大きいだけのリーダーは淘汰されるのだろう。
「役割のコモディティ化」が進む。
どんどん合理的になって、
どんどん無駄は省かれていく。
「無駄」を飯の種にしていた人は、
職を失うことになるのだ。
個々が自主的につながりを増やしていくことで、
所属するコミュニティの数は増えるから、
一つの組織に縛られないようになっていく。
サラリーマンであっても、
個人事業主のような色合いが濃くなっていく。
肩書や立場よりも、
「自分らしさ」が求められる。
働く側も、雇用する側も、
そっちの方向へと進んでいく。
「めんどくさいやつ」
そういう人たち、
今はそう評されるかもしれないけれど、
それがスタンダードに変わっていくんじゃないかな。
今の若い子たちと接すると感じる。
「つながり」は大事にしているけれど、
あまり他人に興味はないのだな、って、
「深いつながり」よりも「たくさんのつながり」
「つながり」の数がステータスになる時代だ。
少なくともそういう価値観の人たちが、
これから先の社会を担っていくのだろう。
どんどん変わっていく。
時代はどんどん変わっていく。
30年前なんてパソコンすら揃ってはいなかったのだ。
それが大きく変わった。
私が社会人として晩年を迎えるであろう30年後、
どんな働き方をする社会になっているのだろう。
「自然体のままで能力を発揮できる場所」
そんな良い方向に進んでいると信じたい。