現金で支払う機会は大きく減った。
そしてほとんどの決済はクレジットカードに紐づいている。
そうやって二重にポイントを受け取ることで生活費と足しにしている。
だから私の支出は、口座引き落としの固定費を除くと、大体クレジットカード明細で管理できるということになる。
年間支出が10万円ほど増えた。
昨年よりコロナ禍であることに変わりはなく、何か特別大きなイベントごとに投資した記憶もない。
思い当たることといえば、転職に際しての若干の投資、
ここでハッと気がつく。
「それだ。」200文字足らずで支出の増えた理由がわかってしまった。
その分は会社からの補助が出ているし問題ないという結論に至る。
ここからの内容はタイトル詐欺だ。
悪しからず。
それにしても、支出が増えたことは意外だった。
いや、振り返れば思い当たることはあるのだけれども、
普段は何も意識せずにお金を使い続けているのだと気がつく。
誰かと一緒に住むことになったら、おそらくそう簡単にはいかないだろう。
支出に対する意識を変えていかなければならないことが予想される。
生活費は折半になるのかわからないけれど、もし子供ができるのならば、6割は相手の給与が保証されたとしてもしばらくは一馬力となる。
相手が家庭に入ることを望むのならば、完全に一馬力、
それもいいと思っている。
だから、それでも家族を養っていけるくらいの甲斐性は身につけたい。
どちらにしても稼ぎは多いに越したことはない。
「自由」と「家庭を持つ」ということ、
この辺りはトレードオフなのだろう。
何かを手に入れることで、何かを手放す必要がある。
自由に使えるお金は減り、自由に使える時間も減る。
それでも家庭を持ちたいと思うのだから、
色んな意味で覚悟を決める必要があるのだろう。
クレジットカードの利用額、
その数字の持つ意味が私の中で変わった。
それは私の心が変わったからだ。
相手との未来が決まったわけでもないのに、
私は新生活に思いを馳せているのだろうか。
今までは、毎年同じくらいの利用額に収まっていることを確認するだけの数字だったけれど、
この数字は私の生活費だということに気がつく。
生活が大きく変わるのかもしれない。
それはストレスでもあり、希望でもある。
今年1年間を通して、私にはどのような変化が訪れるのだろうか。
なんだかクレジットカードの明細を見て、ふとそう思った。