ドラマ『18/40』
18歳にして妊娠が発覚した少女と、40歳にして子供ができにくい体であることが発覚した女性の絆を描く物語だ。
少し前のドラマ『ユニコーンに乗って』
こちらも大学時代に起業した若手社長と、ベテラン元銀行員の絆にホッコリするドラマだった。
私が歳をとったからだろうか。
若者に対する難聴者の理想的なアプローチを描いた作品に惹かれる。
素直に「良いな」と思うのだ。
それは、私が今の私に足りないと感じている部分なのだろうか。
それとも、「これが社会の向かうべき方向である」と感じ、それが満たされることにカタルシスを感じているのだろうか。
それぞれのライフステージ。
それぞれの求められる役割。
多様性を認める社会を標榜したところで、年齢により求められるもの、
それがなくなることはないのだ。
いつまでも若手ではいられない。
特に転職をしたからだろうか。
求められるレベルが想像以上に「即戦力」であったことにヒーヒー言いながら働いている。
それでも、私がここから若手に戻ることはできない。
歳を重ねるに従ってやらなければならないことをやりつつ、「若手」と呼ばれる人たちとの絆を結んでいかなければならないのかもしれない。
歳をとるほどに、高い人格を求められる。
能力がいくら高くても、それだけでは社会で生きていくことはできないのだ。
私は、関わる人たちに何を残すことができるのか。
そんなに大したものは残せないだろうけれども、誠実に接していく中で、必ず伝わるものはあるはずだ。
私が私らしく生きる中で、若手が感じ取ってくれるものがあれば良い。
1人でも多くの人が力を発揮することができれば、組織はもっと良くなるはずだ。
媚びるわけでもない。
叱りつけるわけでもない。
自然体のままで、皆が力を発揮できるような振る舞いを意識したい。
おそらくその積み重ねの中で、絆は育まれていくものなのだろう。
結局は、その人の振る舞いが大事なのだ。
人間性がものをいうのだ。
もっと、人として魅力的でありたい。
そのためには、もっと苦労しなければならないのかもしれない。