「おっぱい」を机の上に乗せながら仕事をしていた後輩の話

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少し昔の話、

職場の後輩である元関取の男が・・・

 

なんて書き出したら、おそらく10人中9人がこの記事を読むのをやめるだろう。

 

安心して欲しい。

れっきとした女の子の話である。

 

リクルートスーツを着て出社していた頃には、ボタンを少し甘めに掛けていたせいか胸元がはだけていた。

谷間が目に入るくらい豊満なバストを持つ彼女、

 

手伝っていた仕事が終わったので「終わったよ」と伝えにいくと、その「お胸」が重すぎて肩が凝るのだろうか。

立派な代物を2つとも机の上に乗せながら、手はキーボードをカタカタと動かしていた。

 

腕を絞り、グラビアのように強調される胸元、

私の目は「釘付け」になった。

 

こちらに顔を向けた彼女はニコリとしてこちらに体を向け、手を膝につくと「ありがとうございます」とお辞儀、

パイレーツの「だっちゅーの」みたいなポーズになる。

残念ながら胸元が窺えるような服装ではなかったが、私の視線は彼女の顔ではなく胸に「釘付け」だ。

 

それからは彼女の姿を見ると、胸にばかり目がいってしまうようになった。

おそらく彼女も気がついていただろう。

いや、むしろ狙っていたのだろうか。

 

あれは「武器の一つ」だったのかもしれない。

 

見事にそのバズーカ砲の直撃を受けて、私は少なからず彼女に優しく接するようになっていた気がする。

 

男は単純なもので、視覚で女性を判断するものだから、威力抜群のわかりやすい武器が効果的なのだろう。

 

漫画やアニメでは大抵、胸の大きな女性キャラが登場して、お色気パートを演出する。

たまにそういうシーンを入れることで、またこういうシーンがあるのではないかと読者の期待感を煽るのだ。

 

人は「感動」させてくれた対象に好意を抱く。

「興奮」もある種の「感動」だ。

そうすることで、そのキャラのファンは増える。

結果として読者を離さない効果が生まれる。

 

作者が望まなくても編集の意図でそういうシーンを当て込む作品は多いだろう。

いわば「エロを武器にする」という戦略の一つだ。

 

彼女が「天然」だったのか。

それとも「策士」だったのか。

それはわからないけれど、男は少なからず女性をそういう目で見てしまう。

 

今回のオリンピックでは、体操女子でレオタードを着ずに足まで覆うボディスーツをユニフォームとしたチームがあったようだ。

多くの女性は性的な目で見られることを望んでいない。

そして多くの男は女性を性的な目で見てしまうことがある。

 

そこに一つの対立が生まれるのだ。

「男チーム」と「女チーム」

そうやってチーム対抗戦に持ち込んでさ。

 

「男なんて」「女なんて」って、

互いに相手への嫌悪を募らせる。

 

確かに胸ばかりを見てしまうけれども、女性にしたって爪の長さを見て男が最近、女性との行為をご無沙汰なのかを判断すると聞いたことがある。

爪の長い男は彼女がいない可能性が高いから狙えると判断するらしい。

 

なんだかそっちの方がリアルで怖い。

胸ばかりを見てしまう方がよほど健全な気がする。

 

結局、相手の意図するところなんかわからないのだから、「見えてしまうもの」は見てしまっても仕方がないのかもしれない。

そこから先に進まない限りはギリギリセーフだ。

 

感情を暴走させてしまう危険性、

そういうものは身近に潜んでいるのだ。

十分に警戒しなければならない。

 

そうやってまた私は鉄壁の倫理観をさらに強化にして身動きが取れなくなる。

私が童貞なのは、もはや必然なのかもしれない。

 

自身に確かに存在する「加害者性としての男性性」に思い悩むふりをした臆病者、

 

私はただの臆病者なのだ。