私が「Mrs. GREEN APPLE」を意識したのは、
そこからAmazonMusicで聞き出して、
アルバムをレンタルしたりなんかして、
『ロマンチシズム』という曲がお気に入りとなった。
さて、この『青と夏』
テレビで聞くことが多くなった。
10代を中心に夏歌として支持を拡大しているらしい。
Mrs. GREEN APPLEの曲は「疾走感」と「シャウト」が売り、
この曲はその持ち味を存分に発揮している。
あふれ出る青春臭さ、
今の学生たちはコロナにより青春を奪われている。
修学旅行をはじめとしたイベントは中止や縮退を余儀なくされているのだろう。
その鬱憤を代弁してくれているのがこの曲なのだろう。
「俺らの青春を返せ!!!俺らの青春は終わらない!!!」
そんな心の叫び、
どうにもならない社会情勢、
大切な時間は自粛とともに過ぎていく。
年を重ねて、立場は変わり、
気が付いたら「青春」は終わっていた。
何のための期間だったのだろう。
何のための学生生活だったのだろう。
何のために生きているのだろう。
そんな欝々とした気持ちを吹き飛ばす。
そういう需要に対して見事に応えている歌だ。
だから若者から支持される。
いつだって「イマ」が一番若い。
心が老いない限りは「青春」
「素直になれる勇気」
それが「青春」のキーワード、
あまり夏らしいことのできなかった夏、
だけれども、夏はまだまだ終わらないのだ。
Mrs. GREEN APPLE『青と夏』