「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

すごいぞ「ますをくん」

f:id:tureture30:20211007070525j:image

 

西野カナ『Have a nice day』

「がんばれ私、がんばれ今日も、行ってきます。行ってらっしゃい」

めざましテレビのテーマソングとして流れていた曲だ。


POPな曲調とは裏腹に「病んでる」かのようにひたすら自分を鼓舞する歌詞、

どこか中毒性がありクセになっていく。


この曲が流れていた時期、

メンタルをやってしまったあたりだったと記憶している。

私はこの曲に励まされて出社していたような気すらする。

 

こうして「西野カナが好きなおっさん」の誕生である。


一途な若い女性の忌憚ない気持ちを綴った歌詞、

私はそういうものに憧れたし、そういうものを信じていた。


「真実の愛」というものはちゃんと存在しているんだなって、

そう思えるくらいの説得力が西野カナさんの曲には込められていた。


だけれども現実に接する女性たちは「エゴ」で塗り固められている。

アプローチをしてくるくせに、すぐに靡かなければすぐに別に乗り換える。

結局は「条件の良い結婚相手」を探しているだけなのだ。


この年になっても「幻想」を追い求める私、

このままでは淘汰されていくことは目に見えている。


きっと私はさ。

恋愛における発達障害なんだよ。

価値観がずっと停滞したままなのだ。


恋愛対象となりうるような妙齢の女性たちはさ。

みんなそれなりに経験値を積み重ねてきているのだ。


既婚の年上女性なんかにはさ。

「かわいい」だなんて言ってもらえるけれども、

私の価値観ではきっと「リアリスト」である妙齢の女性たちを不安にさせるのかな。


向こうからすれば、ちょっとアプローチをすれば「脈あり」ならば男から動きがある。

それが当たり前なのだろう。

私にはアプローチをしても全く動きがない。

「じゃあ脈なしか。次に行こう」


そうやって世の女性たちは効率的に相手を探す。

きっと私のテンポが遅いのだろう。


婚活で20人近くとデートを重ねても全く進歩しない私の価値観、

ある意味では「すごいな」


すごいぞ「ますをくん」

ヘタレすぎて天然記念物に指定されるかもしれないぞ。


たった一つの真実探す。

見た目はおっさん、頭脳は乙女、

迷ブロガー「ますを」


いつまでも「真実の愛」なんてものを探し求めて、

世界から淘汰されていけばいいのだ。

 

西野カナ『Have a nice day』