言わずと知れた「めざましテレビ」のテーマ曲だ。
YOASOBIらしからぬ、
しっとりとした曲調に優しい歌詞、
だけれども、しっかりと伝わるメッセージ、
初めて聴いた時から「良い曲だな」と思っていた。
イメージの元となった小説『めぐる。』
それを再現したショートドラマが流れている。
朝の情報番組としては新しい取り組みだ。
なんだか無性に聴きたくなる曲、
前に記事にしたけれど、西野カナさんの『Have a nice day』の時もそうだった。
朝というのは一日の始まり、
半分寝ぼけて覚醒していない状態、
そこで自然と体に染み渡る音楽に感じる心地よさ、
そこに中毒性があるのかもしれない。
「もう少しだけ、踏み出せたのなら」
「もう少しだけ、優しくなれたのなら」
是枝監督の映画『歩いても、歩いても』
「人生はいつも、ちょっとだけ間に合わない」
作品のテーマとなる言葉だけれども、
私のチャチな人生の中でも、振り返るとそう感じる場面は無数にある。
だから後悔のないように生きるのだ。
一日一日がその繰り返し、
そういう思いで生きている人は強い。
自分の人生を肯定し続けられるような、
そんな強さが欲しい。
そのための一歩を踏み出してみること、
ふと、目前の課題から視線を逸らしてみると、
ほら、日常は些細な幸せで溢れているのだから、
YOASOBI『もう少しだけ』