「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

やけに「生理」を公にしようとする風潮について

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ここ最近のことだと思うけれど、やけに「女性の生理」を公にしていこうというような風潮、

そういうものを感じる。

 

やたらと生理用品のCMが目につき、内容も下着と一緒に写すようなリアルなものまで出てきた。

それに付随するような特集が組まれていたり、ネット界隈にしても、やたらとそういう記事を目にすることが増えた。

 

女性の社会進出を促すためのプロパガンダなのか、

生理を「隠すことではない」という方向に持っていこうという恣意的なものを感じるのは私だけだろうか。

 

私は「そういう苦労がある」ということを理解することは大事なことだと思う。

知らない苦労に配慮することはできないからだ。

 

大体の男は知っていて、童貞の私だから知識が不足しているだけなのかもしれないけれど、

あれがあーなって、対策をしていても漏れることがあって、アウトになった時の絶望感は半端ない、だなんて生々しいことは最近まで知らなかった。

 

「私たちの苦労を知ってほしい」

女性たちにそういう思いはもちろんあるだろう。

 

男の知らないところで苦労して生きている。

それは確かなことなのかもしれない。

 

だけれども、メディアを使ってそれを知らしめるようなやり方、

それは同調圧力を生み出すのみならず、当の女性側からしても戸惑いが大きいのではないだろうか。

 

小学校の頃に女子だけが集められて行う秘密の授業、

いまだにそういう形なのかどうかは知らないけれど、我々の生理に対する認識はそこから始まっているのだ。

 

急に進む「そういうことなんでよろしく」的な方針転換、

男は何か意識や行動を変える必要があるのだろうか。

 

あるとするならば、察してしまった場合、どのように接するのが正解なのだろう。

 

かける言葉は見つからないし、配慮をするにしても仕方が難しい。

平等に扱われていないと憤慨されるケースもあるだろう。

ただ黙っていることが正解なのか。

 

それならば、わざわざ公にする必要もないのではないか。

それとも、この風潮は男に対する働きかけではなく、女性の連帯感を生み出す目的なのだろうか。

 

何はともあれ、このような風潮に晒されて、男は何を変えればいいのだろうか。

それが私には全くわからない。

 

資本主義社会なものだから、利益の上がるものを宣伝することは当たり前だ。

 

もしかしたらこの風潮が恣意的だと感じるのは私の勘違いで、単純に生理用品にお金をかける人が増えているだけなのかもしれない。

そうなれば当然のことながら、番組で特集を組むことにもなるのだろう。

 

ただ単純にそういうこと、

女性が作り手側に回る機会が増えて、それまでのメディアでは光の当たらなかった意見が採用されるようになった。

 

多様な価値観を認めようとする社会、

 

何度もブログに綴っているけれど、「現代人は自由を持て余している」

少なくとも私はそう感じている。

 

敷かれていたはずのレールまで撤廃されて、ゼロから自分の道を選べる時代、

そして、その行先に誰かが責任を持ってくれるわけではない。

全て自己責任なのだ。

 

優しくて厳しい時代、

今回取り上げた「生理」の話も、単純に持て余す「自由」のうちの一つに過ぎないのだろうか。

 

持て余した「自由」から必要だと思うものを取捨選択して、パーソナリティを確保したいと思いつつ、コミュニティに所属することを望んでいる。

 

そんな現代人たち、

 

「生理」に触れられたくない人もいれば、「生理」の苦労に理解を求める人もいる。

多様性を認める時代だからこそ、後者の勢力が優勢になることもある。

 

人によって態度が180°変わることも珍しく無い事案なのだから、静観して流れに身を任せていればいいのだろうか。

 

知識として無いよりはあった方がいい。

だからといって積極的に意識や行動を変える必要はない。

 

本件に対する私の結論はそんなところだろうか。