「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

未婚男性のリアル

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最近とてもお世話になっている先輩、

40代未婚男性だ。

見た目は良くて背も高い。

収入も平均よりかなり高いと推測できる。

 

それでも結婚を望みながら未婚を続けている。

「諦めている」と口では言いながらも諦めてはいない様子、

プライベートでは時間を持て余しているから、とトレンドにも詳しいようだ。

 

その姿を見て、自分も将来はこんな感じになるのだろうな、と思った。

 

その先輩と私は性格は違うけれど、人への対し方というか、向き合い方というか、

そういうスタンスが似ているのだ。

 

自分の気持ちよりも相手の気持ちを優先してしまう。

相手の迷うような態度に触れると身を引いてしまう。

恋愛において「どうしても相手を自分のものにしたい」というようなところまで辿り着かないのだろう。

 

良くも悪くも恋愛は化かし合いだから、ある程度は嘘をついてでも相手に対する熱意を伝える必要がある。

 

それができないのだ。

だからうまくいかない。

 

恋愛なんてものは、ある種のエゴを全面に押し出して、それを相手にぶつける覚悟が必要になる。

そうしないと関係は先に進まないのだ。

 

「優しい人が好き」

 

よく女性はそういうことを言うけれど、そこにもある種のエゴが働いている。

 

「私にだけ優しい人が好き」

 

互いがエゴとエゴをぶつけ合い、それでも関係が成立するからこそ、それは恋愛関係と言えるのだろう。

 

始まりはそこ、

そこから長い間、時を共にするに従い、愛情の形は変わっていく。

互いに対して気を使い合いながら、居心地の良い空間を保つ努力をするのだ。

 

だからもしかしたら、未婚者の中には、恋愛関係は苦手だけれども、結婚後の生活は得意な人種も多いのかもしれない。

 

カメレオン的に色々なシチュエーションに対応を求められて、それぞれをクリアした先に結婚がある。

 

そう考えると、どこかで躓いたら終わり、

結婚に至るまでにはそんな厳しさがあることを感じる。

 

どう考えても私は、恋愛関係に至るためのフェーズに難がある。

そこをクリアしなければ、そこから先に進むことはないのだ。

 

根底にはおそらく、女性全般に対する不信感と皮肉がある。

どんなに否定したところで、どこか女性を下に見るようなそんな気持ちを拭うことができないのだろう。

 

「酷い目にあったこと」を一般化して、不審の目を広げすぎてしまった。

 

結局、ブログを始めた当初から何も変わっていないのかもしれない。

 

どれだけ出会いを重ねても、私の女性に対する考え方が変わらないと、先に進むことはないのだろう。

 

理想と寸分違わない相手などと言うものは、存在しないのだから、

 

そうやって、いつまで経っても先に進めない。

時を重ねるほどに妥協できなくなる。

 

最後は飛び込むしかないのだろう。

どんなに努力したところで、理想通りに行かないことなど、世の中には山ほどあるのだ。