先日、満員電車で近くにいた女子高生。
見た目は純朴な感じの至って普通の女子高生だ。
しかし、行動にどうも違和感を覚える。
満員電車だから仕方がないのかもしれないが、
私の背中を台代わりにしてスマホを押し当ててくる。
少し人が少なくなったから、私はそのJKから少し離れるが、何故なのか彼女は私についてきてスマホを背中に押し当て続ける。
しばらくするとスマホが離れたので、ようやく終わったかと思いきや、今度は参考書か何か本を取り出して私の背中にあたるように読み出す。
混んでいたから詰めた時に彼女のことを奥に追いやった私に対する当てつけなのか。
なんとも気持ちの悪い経験だった。
私は満員電車が嫌いだ。
満員電車では、人の悪意のようなものが剥き出しになる。
それもそのはずだ。
確か、ある調査によると満員電車の中は戦場に赴く兵士と同じくらいのストレスがかかると見たことがある。
日常であると同時に現代社会における闇。
それが満員電車なのかもしれない。
某都知事は、満員電車をゼロにすると公約を掲げて初当選を果たしたが、その成果は全くと言って良いほど出ていないようだ。
都市部やその周辺への人口集中は進んでいる。
私の近辺でも大型の住宅地は増え続けている。
働き方改革も思うように進んでおらず、外資系企業ですらテレワークへの制限を強めているみたいだ。
時差bizなんてものは、議題にも上がらない。
このまま満員電車に耐え続ける生活は終わらないのだろうか。
現役世代が減っているはずなのに、電車の混み具合が変わることはない。
クオリティオブライフに大きく関わるテーマの一つだ。
件の女子高生にしたところで、満員電車へのストレスが大きいから、よくわからない行動を起こすのだろう。
そもそもの元凶は満員電車なのだ。
なんとかならないものか。