「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

「ストレスを感じている時」のほうが性欲は高まる

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「種の保存欲求」なのだろうか。

それとも「解放されたい」という気持ちからくるのだろうか。

「快楽」によって現実逃避をしたいのだろうか。

 

ストレス負荷の高い時期のほうがムラムラすることが多い気がする。

 

「性欲がなかったら人類は滅んでしまう」

そう考えると、命の危険に晒されている時の方が、自らの子孫を残そうと躍起になることは合理的なのだろう。

 

ストレスを発散するための快楽。

人だけが避妊をする。

 

性行為の目的が、子孫を作ることから離れて、ある種のコミュニケーションだったり、快楽を得ることだったりする。

女性は「愛」に飢えて、男は「快楽」に溺れる。

お互いの利害関係が一致するから行為に及ぶ。

 

ただ、それだけのことなのだ。

 

私はこれまで、自らの性欲と向き合い、ある意味ではそれに対して罪悪感を抱きながら生きてきた。

女性を道具として見てしまう、己の卑しさ、AVを見ることもそれに当たるから、賢者タイムになると深い虚無に包まれる。

 

それでも無くなることのない性欲。

この厄介なものを、どう消化して生きていけばいいのか。

割と真剣に思い悩み、ポルノ禁止ルールを自らに課したこともあった。

 

一定の期間が穏やかに過ごすことができても、また時間が経つとムクリと起き上がる。

そして、それを発散しないことには沸々と湧き上がる感情を抑えることができず、定期的に処理する必要がある。

 

結局は、努力も虚しく、処理を続けることになるのだけれども、歳とともに快楽は薄れていく。

それでも、処理をしなければならない繰り返し。

軽く地獄である。

 

私は結婚をしたわけだが、これから先、この辺りはどのように変わっていくのだろうか。

妻と仲睦まじく体を重ね合うのは、おそらく始めのちょっとした期間だけなのだろう。

相手の体調に配慮する必要もある。

 

そうなると、妻に隠れて一人で処理しなければならないことになるのだろう。

それもまた軽く地獄だ。

 

性欲というものは、やはり厄介なもの。

私はそこから解放されることなく、まだ暫くは地獄を味わうことになるのかもしれない。

 

昔と同じように、家族に隠れて処理する。

若い頃ならば、そこに楽しみがあったのだけれども、今では半ば義務のようにそれを行う。

 

増えるストレス、その矛先が妻であろうものならば、尚更それを解消する先に困る。

イライラと共にムラムラが溜まり、これまでと同じように手軽に解消するわけにもいかない。

やはり、軽く地獄だ。

 

これからは、性欲との向き合い方を変えないといけないのかもしれない。

どのように隠れて処理するか。

そしてそれが、妻ではない別の女性に向かわないように、気をつけなければならない。

 

私はこれから先、

正しくやっていけるのだろうか。

不安は募る。