「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

冗談を言うけれど、冗談の通じないタイプ

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今の上司がこのタイプなのだ。

割と面白い例えをしてくるものだから、ノリツッコミ的なスタンスで接していると、どうもそれを求めている様子ではない。

 

口では「のんびりと働きたい」なんて言いながらも、根はバリバリのタカ派だ。

口調穏やかにズバズバと切り込んでくる。

 

本質的な部分が私と似ているのかもしれない。

だからこそ「難しさ」があるのだろうか。

 

先日は、全社員が一斉に受けた「自らの特性」がわかるという検査の結果を私に見せて、「自分はこういう性質の持ち主だからよろしく頼む」というようなことを言われた。

 

そこに違和感を覚えながらも、それもコミュニケーションの一環なのかとも思った。

 

だいぶ距離の取り方には慣れたけれど、その分一人で抱えなければならないところが増えてきた。

 

「いつでも気軽に頼ることができる関係」

今の職場ではあまりそこまでの関係を築くことができていない。

まだまだ私は頼り甲斐のあるところまで達していないのだ。

 

私の部署はどちらかと言えば、人間関係を深めるような雰囲気ではない。

仕事は仕事だと割り切って、黙々とタスクをこなすような感じだ。

 

そこは、転職前と大きく違うところ。

 

それにもだいぶ慣れてきたとは思うが、テレワーク主体ということもあり、関わる人以外は、いまいち人となりの掴めないまま働いている。

 

そうなると、帰属意識の醸成は難しい。

今の学生たちは、このような状況の中で学生生活を送り、社会へと出てくるのだから、定着率が思わしくないのは頷ける。

 

そもそも、教育が難しい。

仕事が山のように降りかかる中で、仕事を他の人に振るためにも時間を割かなければならない。

それならば、自分でやった方がいいという判断に至り、暇を持て余してやる気を削がれた新入社員が完成する。

 

私の場合は、中途だからまだ良かったのだろうけれど、社内ルールを含めて、ほぼOJTだった。

マニュアルだけポンと渡されて、あとは「わからないことがあれば、その都度聞いてください」

 

そう言われても、あまりにも忙しそうにしているコミュニケーションコストの高い上司に対して、気軽に聞けるような雰囲気ではない。

 

そのような環境の中で、私はなんとかそれなりにやっている。

前の会社では、自由に仕事を進めることができたけれど、まだまだそこまでは遠い。

特に今は私も忙殺されている時期だ。

 

もしも私に部下という立場の人がついた時に、私にはその人を教育する余裕があるのだろうか。

おそらくは、全くない。

 

しかし、最短で来年の4月には可能性はある。

それまでに私は身の回りを整理して、余裕のある状態で仕事を回せるようにしなければならない。

 

いわゆる心理的安全性。

「いつでも気軽に頼ることができる関係」を築くことがそれを養うための第一歩なのだろう。

 

余裕のない職場に、心理的安全性が根付くはずはない。

そうなると後は、個人の努力次第ということになる。

後輩たちのために、私が踏ん張るしかないのだ。