「童貞のまま結婚した男」の記録

元「30代童貞こじらせ男」 30代後半まで童貞で、そのまま結婚した男の記録です。

光陰矢の如し

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特にここ2ヶ月くらいは、あまりにも忙しくて、記憶が曖昧だ。

いつ何をしていたのか。

あれは先週のことだったのか。それとも、先々週のことだったのか。

 

日記を読み返して驚く。

あまりにも中身の濃い日々を過ごしてきたことに。

 

今はそういう時期で、年内はそれが続く見込みだ。

変化、変化の連続。

生活の基盤そのものが大きく変化していく。

 

思えば、この1年余で私の人生は大きく変わった。

1年前には考えようも無いほどに、大きく先に進んでいる。

 

この1年間と、その前の1年間を比較すると、その落差に腰が抜けるほどだ。

 

2年前の私は、アプリで知り合った10歳年下の女性とデートを重ねていた。

そこから間も無く不穏な形となり、ダラダラやりとりを続けるも、そこから会うことなく関係は終わった。

 

悶々としていた私が、まさかその後の2年間で、当時は全く存在すら知らなかった相手と結婚しているとは、当時は全く想像できなかった。

 

正味2年ほど、アプリでの婚活を進めていたが、私にアプリは合わなかったのだろう。

誰とも交際に至ることはなかった。

 

しかし、多くの女性たちとのデートが私の経験値を大きく上げてくれた。

費やした時間とお金は無駄ではなかったのだと感じる。

 

それまでに積んでおくべき経験が抜け落ちていた私。

直近15年は交際相手がおらず、女性と交際に至るまでの手順がわからない。

そこからいきなり「結婚したい」となったところで、それは無理な話だ。

 

振り返ると、私はまったくの中年童貞から、順を追って、結婚に必要な準備を続けてきたのかもしれない。

女性に対する憎しみに囚われていたところから始まり、アプリで多くのデート経験を積み、転職することで経済的な基盤を充実させた。

 

その後出会った妻とは、これ以上ないほどスムーズに事は運び、結婚に至る。

今ではスキンシップの回数が増えて、少し前まで腐れ童貞だったとは思えないくらいに、余裕を持って妻を受け入れている。

 

どこかで何かが違っていたら、今の私にたどり着く事はなかったのかもしれない。

この一年余の苦労は、それまでの3年分よりも私のことを成長させてくれた。

そんな実感がある。

 

また、これからの1年で、私の人生はどれほど先に進むのだろうか。

まだ見ぬ苦労に思いを馳せながら、私は今の忙しさを走る。

 

私たち2人の生活は、まだ始まったばかりだ。

これから先の1年も、あっという間に進んでいくのかもしれない。