社会人野球全日本選手権で活躍する、
スワローズがドラフト1位で指名した吉村貢司郎投手(東芝)が、圧巻のパフォーマンスを見せています。
惜しくも優勝したトヨタ自動車に敗れたものの、それまでの3試合8イニングをリリーフ登板して13奪三振!
150kmを超えるストレートをバンバン投げて、カーブ、フォーク、スライダーを織り交ぜて社会人チームの最高峰を手球に取る姿は、まさに今年の即戦力No.1!
スワローズとの練習試合でも主力に対して3イニング7奪三振を記録したわけですからね。
奪三振能力の高さは折り紙付きです。
スワローズが社会人即戦力投手をドラフト1位で指名したのは、2012年の石山まで遡るでしょうか。
競合してくじを外しまくったという経緯もありますが、しばらくは社会人の目玉からは遠ざかっていたので、今回のドラフトは意外な選択です。
高津監督は、先発として期待しているとの発言をしていますが、リリーフ適性が高いことは実績から窺えます。
スワローズ1番の弱点は先発投手にあることは間違いありませんが、リリーフも盤石とは言い難いですからね。
かなり枚数が増えたとは言え、2年連続で優勝争いとなると、勤続疲労は否めません。
今年は木澤が頑張ってくれましたが、便利屋枠の投手に負担がかかっている状況です。
初めは先発で見ると思いますが、しばらくしたら、適性を見込んでの配置転換があるかもしれませんね。
個人的には、カープの栗林や横浜のヤスアキ、巨人の大勢のように、1年目からストッパーとして育てるのも面白いと思います。
日本シリーズでの悔しさを考えると、ファン心理では、マクガフの抑えは正直みたくないというところです。
シーズン中は結果を出していましたが、ここぞでのトラウマはなかなか拭えるものではありません。
高津監督の信頼は揺るがないのだと思いますが、長く務められる絶対的な日本人の抑えを育てることもチームとして重要だと思います。
高い奪三振力と力のあるストレート、吉村選手は、その適性のある数少ない投手だと思うのですけどね。
この動画を見ると、インコースを強気に攻められますし、独特なタイミングからテイクバックは小さめで、球の出どころが見えにくいフォーム。
クイックでも150kmを投げられていますからね。
ともかく、即戦力であることには間違いありませんね!
ローテーションの一角、もしくはチームに欠かせないリリーバーとして1年目からの活躍を期待します!
そして、戦力外から阪神の尾仲、巨人の沼田と2人の投手。
そして内野のバックアップとして中日の三ツ俣を獲得しました。
スワローズが獲得する戦力外選手は復活率が高いですからね!
特に阪神の尾仲は、ドラフト時から評価が高くスワローズも狙っていた選手です。
本格派ですので、一皮剥ければ大きな可能性を感じる投手でもあります。
スワローズ入りした本格派投手は、一つ武器を作ることで劇的に変わることがありますからね。
野球が終わったばかりですが、なかなか野球熱は冷めません。
オフもちょくちょく記事にしていきます!