今年で6年目となりました。
ドラフトの総括記事!
まずは過去の記事を載せます。
さて、今年のスワローズのドラフトは個人的には「残念」の一言です。
もちろん指名された選手が悪いわけではありませんが、守りに行きすぎた即戦力ドラフト。
即戦力に振り切ったと考えれば「悪くはない」のかもしれませんが、ワクワクする感じが少し足りなかったですね。
反面、育成指名は夢があり、むしろそっちの方にワクワクします。
順位は関係ないですからね。
数年後に振り返ってみて、最高のドラフトだったと言える年にしたいです。
会心のドラフトをしたのは、やはり競合を引き当てた球団たちですね。
今年は2位が独自路線の多い印象でしたが、1位を思惑通りに指名できた球団は、2位でも下馬評の高い選手を指名した印象です。
後ほど全球団のランキングを作成しますが、
他球団の総括は後に取っておいて、
とりあえず、スワローズの指名を確認しましょう。
1位 西舘 昂汰 専修大 投
2位 松本 健吾 トヨタ自動車 投
3位 石原 勇輝 明治大 投
4位 鈴木 叶 常葉大菊川高 捕
5位 伊藤 琉偉 BCリーグ・新潟 内
育成
1位 高橋 翔聖 鶯歌工商高(台湾) 投
2位 高野 颯太 三刀屋高 内
1位で武内くんのクジを外すと、そこからは守りに入った印象です。
専修大・西舘くんは元々1位候補でしたし、悪くはありません。大学生の中では即戦力評価でしたので、狙いのはっきりした指名です。
ただ、個人的には前の記事で書いたように、ハズレ1位に残っているならば、東洋大の細野くんに行って欲しかったです。
結果的に単独で指名できましたし、専修大・西舘くんは2位で残っていた可能性もあります。
その辺りにロマンのなさを感じてしまう今年のスワローズのドラフトでした。
2位の松本選手は、去年までなら社会人No.1投手と言っても過言ではありませんでしたが、今年はあまり投げていないみたいなのですよね。
映像を見るとすごい球を投げているので、体に問題がないようであれば、即戦力として良い指名だと思います。
3位の石原くんは、正直ノーマークでした。
明治大ならば3位くらいで村田くん、蒔田くんの名前は挙がっていましたが、まさかの2人よりも上位でしたからね。
うーむ、と思ってしまいました。
左が欲しかったのかもしれませんね。
単に私の知識不足かもしれませんが、
今年のスワローズは独自路線でしたね。
とても評価に困ります。
それでは、一人一人見ていきましょう!
1位 西舘 昂汰 専修大 投
巨人に指名された中央大の西舘くんと比較されて、「じゃない方の西舘」と呼ばれて悔しい思いをしていたみたいですが、実力は本物です。
スタミナ抜群、コントロールよしでストレートにも力があり、即戦力としての評価は高い投手でした。
東都リーグ2部だったため、他の1位指名当初と比べると目立たないところはありましたが、実力には確かなものがあります。
2位 松本 健吾 トヨタ自動車 投
今年の春の時点ではかなり評価の高かった、今年の社会人No.1とも呼ばれるもある投手です。
今年は大学生投手がすごかったですからね。
影に隠れた形となりましたが、映像を見る限りすごい球を投げているので、実力は確かなものがあります。
多彩な変化球に加えて、外角にものすごいストレートを投げている映像があります。
即戦力としては文句なしの指名です。
先発もリリーフもいけるみたいですので、スワローズでの出番はすぐにやってきそうですね。
3位 石原 勇輝 明治大 投
キレの良い変化球とストレートが持ち味の左腕です。
4年になってからも成長しているようですので、伸び代への期待値は大きいです。
4位 鈴木 叶 常葉大菊川高 捕
この順位での鈴木くん指名は大きいです。
高校生の捕手では堀くんと2強の存在です。
橿渕スカウトは、彼の「柔らかさ」を評価しており、捕手として大成すると太鼓判を押しています。
肩も強く、打撃も良く将来性は十分です。
スワローズは例年良い捕手を指名しますね。
5位 伊藤 琉偉 BCリーグ・新潟 内
攻守巧打のショートです。
独立リーグですが、まだ21歳と若く、横浜1位の度会選手と同じく大学3年の世代ですね。
所属チームの監督曰く、「独立リーグでこんなに上手いショートを見たことがない」との評価です。
映像を見ると、広角に打ち分けることもできますし、率を稼ぐことのできそうなバッティングをしています。
大化けの可能性もある選手です。
育成1位 高橋 翔聖 鶯歌工商高(台湾) 投
完全な隠し玉でした。
台湾の高校に通うMAX147kmの投手という情報しかありませんでした。
これはなかなかロマンのある指名です。
育成2位 高野 颯太 三刀屋高 内
同高校から初のプロ野球選手とのことです!
サードの長距離砲で昨年1位だった巨人・浅野のようなタイプとのこと。
メジャーに行く予定である村上の後釜を期待しての指名でしょうね。
スラッガーとしての素質は十分ですので、ロマンがあります!
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さて、1位、2位を見ると、今年のスワローズは即戦力に舵を切ったドラフトという印象です。
いずれにしても、指名した7選手には全員入団してもらって、大きく育ってほしいです!
もちろん全力で応援します!
ここからは、今年のドラフト総評ですが、
全体的に2位で結構独自路線だったのは、1位で競合が多く指名方針の方向転換を迫られたからでしょうね。
さらに、本指名は5名程度と少ない球団が多かったです。
来年も豊作と言われているので、野手は来年ということなのかもしれません。
驚いたのは、先ほども触れましたがハズレ1位でも東洋大の細野くんの指名がなかったことですね。
ポテンシャルはずば抜けたMAX158km左腕ですからね。
結果的にハズレのハズレ1位で日ハムが指名でした。
これはプロに入ってからが楽しみですね。
1位の声があった広陵高の真鍋くんは、3位までの順位縛りがあったようで指名漏れでした。
大学進学の方針みたいですので、4年後が楽しみですね。
さて、今年もやります。
完全な独断と偏見による、
全球団のドラフト評価!
1位 ソフトバンク
高校生優先の独自路線を続けてきたソフトバンクですが、近年は方針が変わってきた。
今年は文句なしのドラフト。
1位で高校生No.1左腕の前田、2位でプロ顔分けのストレートをもつ岩井、3位に大学生スラッガーで2位評価だった廣瀬、4位に上位評価の投手、明治大の村田、6位で面白い投手の大山、育成では、上位評価もあった高校生スラッガーの佐倉を指名。
育成での佐倉指名は驚いた。
上から下まで抜け目なし、文句なしの今年の覇者!
2位 広島
早期に公言した常廣を無事に引き当てた。
1位の常廣は全体通して今年No.1投手との評価が多い。
さらに2位でも評価の高い左腕の高、3位で本格派左腕の滝田と、1位クラスの左腕を続けて指名。
4位では甲子園で活躍したスラッガーの仲田。
右左の即戦力投手を3位まで指名と会心のドラフト。
投手王国なるか!
3位 日ハム
ハズレのハズレでも1位で細野ならば大成功。
2位で今年のNo.1捕手評価の進藤、3位では大学No.1外野手評価の宮崎、4位で上位評価だった二刀流スラッガーの明瀬と、4位まで奇跡的と言って良いほど高評価の選手を指名した。
このドラフトはすごい。
日ハムらしいミーハードラフトも、素人の私からしたら高評価。
4位 西武
1位で競合の武内を指名。結果的に今年の一番人気の選手を引き当てた。
2位では1位候補である大阪商業大の本格派右腕・上田と会心の指名。
3位で楽しみな高校生左腕の杉山と、投手豊作ドラフトを見事に指名し切った形。
1,2位に限れば今年No.1のドラフト!
5位 横浜
1位で競合の今年No.1野手である度会を指名。
2位でリリーフとして即戦力評価の松本、3位で二刀流高校生の武田とロマンある指名をした。
1位で野手に行くならば、それ以降は投手中心とバランスの取れた指名。
度会は明るく人気の出そうな横浜のカラーにあった選手!
6位 オリックス
1位でまさかの大型高校生ショート横山を単独指名。この使命には驚いたが元々1位評価もある選手。
3位で1位評価もあった高校生左腕・東松を指名。
この指名は大きい。
4位で高校生捕手No.1評価の堀、6位で上位の声もあった社会人投手の小田島と、流石のドラフト巧者ぶりを発揮した。
7位 ロッテ
なかなかくじが当たらない中でも、1位で大学JAPAN4番の上田、ここは元々1位評価で問題なし。
2位でロマン枠160km投手・大谷、3位ではまさかの高校生No.1右腕の声もあった木村を指名。
この順位での指名は大きい。
ほかにも4位で早坂、5位で寺地と楽しみな高校生を続けて指名。ロマンのあるドラフト。
8位 楽天
くじ引きで外れも、1位に本格派左腕の古謝、元々単独1位指名も噂されていた投手で問題なし。
2位、3位で評価の高い大型高校生投手の坂井、日當を指名!
この2人はロマンの塊。
ロマンが詰まった3位までの指名には惚れ惚れする。
9位 阪神
1位で下村単独は、競合を避けた形もBIG4と遜色のないどころか即戦力としては最上位評価。
2位で独立の159km右腕・椎葉を指名。独立では圧倒的な成績を残す。
4位の百崎は上位評価のセンス溢れる高校生ショート!
今年は9位としたが、上位と比較しても遜色のない成功ドラフト。
10位 巨人
1位で競合の西舘を指名したが、そこからは即戦力に舵を切ったため、知名度はあまりない選手を指名した印象。
2位の森田は高評価の社会人投手。
申し訳ないが、私の知識ではこの順位となる。
11位 中日
くじ引きハズレも1位で草加は全く問題なし、即戦力としては最上位の投手。
3位辻本は守備が持ち味の大学生ショート、若干の高値掴み感あり。
4位の福田は楽しみな高校生左腕。
全体的に小粒な印象のため、この順位とした。
12位 ヤクルト
1位の西舘は即戦力としては高評価も置きに行った指名の印象。
2位の松本も即戦力の社会人投手だが守りの指名。
ファンとしては残念だが、私が今年のドラフトを評価するならば、この順位になる。
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以上、完全に独断と偏見です。
個人的なテーマは「ロマン」ですかね。
ロマンがある指名には好評価をつけさせていただきました。
全体的に豊作でしたからね。
12位のヤクルトも悪いドラフトではありませんでした。
私の評価など当てになりませんからね。
そして、まさかの指名漏れをした選手も、
まだまだ野球人生は長いですからね!
度会選手のように、指名漏れから1位競合ということもあります!
全ての指名選手に幸あれ!
夢を掴み取って欲しいです!